幼児が楽しむ新しいデジタル知育サービス「さわるTECH」
2025年10月上旬に、乳幼児玩具メーカー・ピープル株式会社が新たに発売するデジタル知育サービス「さわるTECH」。これは、40年以上にわたっておもちゃの開発を続けてきた同社にとって、初のデジタルサービスへの挑戦となります。これまでも多くの人気商品を送り出してきた彼らですが、今回は子どもたちの好奇心を広げるための新たな取り組みです。
「子どもの好奇心」とデジタルの融合
ピープルは2022年、「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくる」というビジョンを掲げ、子どもたちの興味や欲求を観察してきました。そして、その中で注目したのがデジタルデバイスとの関わり方。スマートフォンやタブレットは今や子どもたちにとって身近な存在でありながら、一方ではデジタル依存への懸念が高まっている現状があります。
調査によると、8割の保護者が「できれば触らせたくない」と考えていることが明らかになりました。特に、子どもが画面をぼーっと眺めている様子には、罪悪感を覚えるといいます。ピープルは、こうした子育ての悩みを理解し、デジタルへの不安を和らげることを目指しています。
幼児の「感触」を重視
「さわるTECH」は、子どもが能動的に遊びながら学べるように設計された新しいサービスです。特に、幼児期は感覚が育まれる重要な時期。ピープルはこの時期の「感触」に注目し、様々な感触体験を提供することで、子どもたちの集中力や記憶力を高めることを狙っています。
さらに、ピープルは自動車部品メーカーの株式会社東海理化と共同で、ハプティクス技術を活用した「感触ペン」を開発しました。これにより、子どもたちはデジタル空間でも複数の感触を体験し、遊ぶことができます。このペンは独自のアルゴリズムを用いて200種類以上の感触を提供し、子どもたちの自然な興味を刺激します。
デジタル知育の新しい試み
発売時にはiPad専用として展開され、季節に応じた「さわる遊び」や、子どもの個性に合ったパーソナライズ配信が行われます。月に約10テーマのコンテンツが予定されており、保護者にとっても安心な「生活リズムタイマー」機能が搭載されています。これにより、子どもたちは好きなタイミングでデジタル体験を楽しむことができるようになります。
今後の展望
「さわるTECH」は、遊びを通じて子どもたちの知的好奇心を育て、デジタル環境に親しませる新たなツールとなることを目指しています。また、2025年3月には「デジタル知育研究会」を設立し、育休コミュニティMIRAISなどと協力して、デジタルと親子の関わりについて研究を進める計画です。
将来的には多様なコンテンツを介して、子どもたちがデジタル世界で自ら探求し、新しい知識を手に入れる手助けをしていくでしょう。
発売前モニターモデル募集
なお、発売前にはモニターモデルの募集キャンペーンが行われる予定で、興味のある方は公式インスタグラムをチェックしてみてください。タブレットを通じて感触体験ができる新しい遊びを、ぜひいち早く体験してみてください!