FUNDiT、NOW株式会社とエアトリから資金調達を実施し事業拡大へ

FUNDiT、NOW株式会社とエアトリから資金調達を実施

株式会社FUNDiT（東京都千代田区）は、NOW株式会社が運営するファンド及び株式会社エアトリを引受先とする第三者割当増資を行うことを決定しました。この決定は臨時株主総会で承認され、FUNDiTは中小型IT事業のM&Aとロールアップを中心に事業を拡大していくことを目指しています。

FUNDiTは2021年11月に設立され、設立以来40件以上のM&Aを通じて、中小型IT事業の運営改善を行ってきました。非常に短期間で急速に成長を遂げている同社は、今回の資金調達によって体制を強化し、IT事業領域における更なる事業価値の向上、新規M&Aの効率的な推進に向けてプラットフォーム開発にも着手します。

資金調達の概要

FUNDiTの資金調達は第三者割当増資であり、引受先にはFounder Foundry2号投資事業有限責任組合、エアトリが含まれています。具体的な調達金額については公表されていませんが、引受先の各社からも期待が寄せられています。

引受先のコメント

NOW株式会社の中島弘貴氏は、IT事業への投資が活況であると述べ、競争が比較的緩やかな中小型IT事業のM&A市場において、FUNDiTのリーダーシップを高く評価しました。具体的には、ブログやウェブサイトを中心にしたビジネスモデルの改善が容易であるという点が強調されました。

エアトリの柴田裕亮氏も、FUNDiT社の成長を最大限サポートする意向を示し、彼らの豊富な経験と実績が業界に新たな可能性をもたらすと期待しています。これにより、FUNDiTはIT事業領域に特化したM&Aプラットフォームの構築を目指します。

IT事業への投資環境

現在、IT事業への直接投資は収益率と将来性の面で非常に魅力的な市場となっていますが、情報の欠如や専門性の高さから、中小型のWebサイトへの投資機会は限られています。FUNDiTのプラットフォームは、この市場における障壁を取り除き、多くの投資家が参加できる場となることが期待されています。また、スタートアップ企業にとってもExit機会の増加につながるでしょう。

FUNDiTの今後の展開

FUNDiTは、株式会社FUNDiT代表取締役の廣瀬寛氏のもとで、IT領域に特化した事業運営に取り組む方針です。廣瀬氏は、リクルートホールディングスやジーニーでの経験を活かして、IT事業の成長を牽引してきた実績があります。彼は、個人投資家としても複数のIT事業に投資しており、その知識と経験をもとにFUNDiTを立ち上げました。