ABU賞受賞のドキュメンタリー
2025-09-16 15:23:04

メ~テレドキュメンタリーがABU賞受賞!小児がん医師の奮闘を描く感動作

2025年9月14日、モンゴル・ウランバートルにおいて、名古屋テレビが制作したドキュメンタリー番組「メ~テレドキュメント 救いの時差 ~ある小児がん医師の呻吟~」が国際的な放送賞であるABU賞を受賞しました。この受賞は、テレビドキュメンタリー部門での最優秀賞にあたるものであり、メ~テレが同部門で受賞するのは実に2011年以来2度目という快挙です。

番組は、高橋義行医師という名古屋大学病院の小児科医を中心に描かれています。高橋医師は、がんのために命を落とす子どもたちを見守ってきた彼を通じて、国内外の医療の現状や新薬開発の難しさを浮き彫りにしました。特に印象的なのは、久保田ちひろちゃんという9歳の少女の物語です。彼女は「神経芽腫」というがんの患者で、再発が确认され、国内では治療法が見つからない中、イタリアでの治療を模索しました。こうした苦境を乗り越えようとする患者たちと、それに寄り添う医師の姿は、見る者の心を強く打ちます。

また、番組の中では、高橋医師が16歳で亡くなった髙橋結衣ちゃんの物語も描かれています。彼女も神経芽腫の高リスク患者で、治療の選択肢が限られていたため、日本で新薬が開発されるのをただ待つしかありませんでした。小さな命を救うために、国や製薬会社が抱える事情を取材した結果、国が異なれば同じ治療法でも時差が存在することを痛感しました。そんな中、医療従事者たちが直面する複雑な倫理的問題や、感情の揺れもリアルに描かれています。

制作チームは、この作品を通じて新薬の開発や医療における課題を広く知らしめることを目指しました。プロデューサーの村瀬史憲氏は、「この受賞は、高橋医師の真摯な姿勢と、子どもたちの命の尊さが評価された結果だと感じています」と語りました。また、ディレクターの小澄珠里氏も、「番組制作の中で、助けられる命と助けられない命のわずかな差に気づかされた。私たちの取材が新薬開発に寄与することを願っています」とコメントしています。

この受賞は、多くの関心を集めており、名古屋テレビでは再放送も予定されています。再放送は2025年9月26日(金)午後1時45分から、東海地区の地上波で放送されます。また、TVerやLocipoでも視聴可能です。番組を通じて、視聴者には小児がん医療の現状を知ってもらう機会と成ることでしょう。

今回の受賞は、国際的な放送界で認められた重要な出来事であり、メ~テレの取り組みが多くの人々に影響を与えることを期待させます。小児がんを含む疾患に対する理解が広まり、より多くの命が救われる未来を願いたいです。詳細はメ~テレの公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
名古屋テレビ放送株式会社
住所
愛知県名古屋市中区橘2-10-1
電話番号
052-331-8111

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