MCPassβ版発表
2026-04-17 13:26:28

ナウキャストがAIエージェント管理基盤「MCPass」β版を発表

ナウキャスト、次世代金融インフラの一環として「MCPass」β版を開発



株式会社ナウキャストは、次世代金融インフラを提供することを目的に、AIエージェントの統制基盤「MCPass」(エムシーパス)を新たに開発しました。この技術は、AIと外部業務システムとの接続を円滑にしつつ、安全に運用するための機能を備えています。2026年夏からはフリートライアルも予定されており、企業は早期にこの新技術を体験することが可能です。

背景



AIアシスタントの利用が増加する中、企業はAIと業務システムを効率的に結びつける共通プロトコル「MCP(Model Context Protocol)」を導入する動きが見られます。しかし、この利便性は新たなリスクを伴います。散在する認証情報の管理の難しさや、MCPの安全性、そして監査証跡の未整備といった問題が浮き彫りになっている中、ナウキャストは自社の実運用で得た知見を集約し、これらの課題を解決するための「MCPass」を開発しました。

MCPass の特徴



「MCPass」では、AIエージェントが業務システムにアクセスするための認証や権限を一元的に管理し、すべての操作を監査証跡として自動で記録します。このシステムは、単に接続作業を補助するだけでなく、接続後の統制も同時に実現することを目指しています。

1. 接続の一元化



MCPの利用をカタログで一元管理することで、管理者により承認されたMCPのみを使用可能とし、未認可の接続が無秩序に実施されることを防ぎます。使用者は、MCPassへの接続だけで複数の業務システムと連携できるため、認証情報を個別管理する必要がなくなります。

2. 細かな権限管理



全てのツール利用は初期設定で禁止され、必要なツールのみが許可されるホワイトリストを採用しており、権限管理はMCP単位ではなく個別のツールごとに行える仕組みです。さらに、期限付きの権限や最大5段階の承認フローにも対応しているため、企業ごとのセキュリティポリシーに応じた運用が可能です。

3. 監査ログの自動記録



AIがどのツールをどの条件で使用したかを自動で記録し、これらのデータはExcel、CSV、PDF形式でエクスポート可能です。また、利用状況をリアルタイムで可視化するダッシュボードにより、リクエストの成功率や使用頻度などを直感的に把握できます。

4. 高セキュリティな接続への対応



「MCPass」は、パブリックインターネットを介さない閉域網接続にも対応しており、金融や医療などの高いセキュリティを求められる業種でも導入が可能です。正式版での提供予定ですが、β版ではこれに対応しておりません。

企業の声



ナウキャストのData AI Solution事業責任者、片山燎平は、AIが日常業務に浸透し、私たちの働き方が変化し始めている現状を指摘しました。AIが業務システムに直接アクセスする未来が現実になりつつある中で、安全にAIを組み込むための基盤が必要です。このMCPassはそのニーズに応えるものであり、AIの利便性と安全性を両立させる設計がなされています。

フリートライアルとウェビナーの案内



なお、MCPassのフリートライアル開始に先立ち、ウェイティングリストも受付中です。参加を希望する方は、こちらから登録できます。また、開発者向けのウェビナーも予定されており、2026年4月28日に開催される予定です。詳細はこちらにて確認できます。

企業概要



ナウキャストは、2015年設立のオルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラを提供するFinatextグループの一員として、ビッグデータ解析から経済指数の開発まで幅広く事業を展開しています。革新的な技術を通じて、企業の経営戦略を見える化し、100社以上の金融機関にサービスを提供しています。詳しい情報は公式サイトナウキャストをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社Finatextホールディングス
住所
東京都千代田区九段北1丁目8番10号住友不動産九段ビル9階
電話番号

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