白馬村で湯めぐりの魅力を再発見するシンポジウムを開催

白馬村での温泉活用を探るシンポジウム

長野県白馬村では、観光促進のための新たな試みとして「白馬村温泉シンポジウム」が2024年10月31日（木）に初めて開催されます。このシンポジウムは、白馬村に存在する6つの温泉を紹介し、湯めぐりの魅力を探求するイベントです。会場は白馬村ウイング21ホールで、参加は無料です。この機会に白馬の温泉の知識を深め、地域の観光価値向上に寄与しようとしています。

日本唯一の天然水素温泉

白馬村の温泉の中でも特筆すべきは、「天然水素温泉」として知られる白馬八方温泉です。近年、この温泉が日本唯一の天然水素を含むことが確認されました。水素は温泉の新鮮さによって変わるため、源泉に近いほどその効果が高くなると言われています。 pH11を超える強アルカリ性のこの温泉は、肌に優しいと評判で、デトックス効果が期待されています。

バリエーション豊かな泉質

白馬村内には、白馬姫川温泉、白馬八方温泉、白馬塩の道温泉、白馬龍神温泉、白馬みずばしょう温泉、白馬かたくり温泉の6つの源泉があります。それぞれの泉質は異なり、ナトリウム−塩化物泉、含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉など、旅人の好みに合わせて楽しむことができます。特に、白馬塩の道温泉は日本で1.5%ほどしかない希少な炭酸泉で、リラックス効果が高いとされています。

シンポジウムの構成

シンポジウムは、様々なテーマで構成されたプログラムが用意されています。第一部では、温泉専門家の北出恭子氏が白馬の温泉の特色や価値について語ります。第二部では、スポーツ科学の専門家である笠原政志氏が、温泉とスポーツ選手のリカバリーについての講演を行います。そして、最后にパネルディスカッションを通じて、観光業界の関係者や地元事業者が一堂に会し、白馬村の温泉を最大限に活用するアイデアを出し合います。