丸ノ内線が新システム導入
2024-12-09 14:22:38

丸ノ内線で無線式制御システム導入、運行安定性が向上

丸ノ内線全線に無線式制御システムが導入



2024年12月7日(土)、東京メトロの丸ノ内線において、無線式列車制御システム(CBTCシステム)が導入され、運行方法が大きく変わります。このシステムは、列車の間隔を短縮できるため、効率的で安定した運行が可能になると言われています。

CBTCシステムの概要


CBTCシステム(Communications-Based Train Control System)は、無線通信技術を活用して列車の運行を制御する最新の信号保安システムです。このシステムでは、地上に設置された装置が先行列車の位置情報を取得し、そのデータを元に後続列車の安心・安全な運行経路を算出します。後続列車はこの音声情報を受け取り、自ら運行速度を調整しながら走行するため、列車同士のスムーズな間隔を保ちます。

運行の安定性を高める


CBTCシステムの導入により、運行の遅延回復効果が大幅に上昇します。具体的には、従来の固定閉そく方式から移動閉そく方式へと変更され、列車間の間隔をさらに短縮することが可能となります。これにより、運行がスムーズとなり、突然の遅延が発生した際にも迅速な回復が期待されます。これは、利用者にとって嬉しいニュースであり、より快適な移動が実現されます。

輸送障害の減少


また、CBTCシステムは、軌道回路に起因する輸送障害を大幅に減らすことが見込まれています。これまで、軌道に問題が生じると、その影響で運行全体に遅延が波及することがありましたが、今後はそのリスクを軽減できることでしょう。これにより、鉄道の信頼性が向上し、乗客の安心感が高まります。

導入区間と今後の計画


今回導入されるCBTCシステムは、丸ノ内線全線にわたり使用開始されます。この区間は、池袋駅から荻窪駅までの約24.2kmに加えて、中野坂上駅から方南町駅間の約3.2kmを含む、合計で27.4kmに及びます。東京メトロは、今後も利用者にとって快適で安全な鉄道サービスを提供し続けるために、運行の安定性向上に向けた取り組みを進めていく方針です。

この新しいシステムによって、東京メトロの延伸とともに、ますます便利で快適な移動が可能になることを期待しています。私たちの生活に深く根ざした鉄道サービスが、より良いものへと進化していく様子を見守っていきたいと思います。


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会社情報

会社名
東京地下鉄株式会社
住所
東京都台東区東上野3-19-6
電話番号

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