教育の未来を共に築く:APPジャパンのESDプログラム
2024年12月に発刊される日本ESD学会の学会誌「ESD研究 第7号」に、エイピーピー・ジャパン株式会社(APPジャパン)が共同執筆した報告が掲載されました。本報告は、「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development/ESD)」をテーマにしたもので、高等学校での実践事例を詳しく紹介しています。
APPジャパンと高校の共同プロジェクト
この報告は、APPジャパンが筑波大学附属坂戸高等学校及び一般社団法人日本エシカル推進協議会のメンバーと共同で執筆したもので、「グローバル企業の社会教育プロジェクトと連携した高等学校におけるESDプログラムの実践」というタイトルが付けられています。両者の協力のもと、持続可能な開発に関する知識を学生に伝える取り組みが行われています。
インドネシアとの国際交流
筑波大学附属坂戸高等学校とインドネシアの総合製紙メーカーAPPグループとの関係は2015年から始まり、現地の工場や植林地の視察を通じて、実践的な教育の機会が提供されています。また、2019年以降は日本においてAPPジャパンとのさらなる交流が進み、高校生国際ESDシンポジウムにおいてプログラムを提供したり、生徒達と共に工場・植林地視察を行ったりするなど、活発な取り組みが展開されています。
エシカル教育の取組と研究
さらに、一般社団法人日本エシカル推進協議会が定期的に実施するSDGsサーベイを通じて、参加する学生たちに対するエシカル意識の変化や行動の変容についての研究も進んでいます。本報告では、これらの共同の取り組みにおける具体的な内容や、生徒たちの状況を詳しく記述しています。
APPグループの理念と目標
APPジャパン及びその姉妹会社、ユニバーサル・ペーパー株式会社は、次世代との交流を大切にしており、学会誌での報告はその努力を広める貴重なチャンスだと捉えています。彼らは、持続可能な開発の実践を通じて、より良好な信頼関係を築き、多くの人々にその活動について理解を深めていただくことを目指しています。
興味を持たれた方には、ぜひこの報告を一読していただきたいです。
APPグループとは?
APP(アジア・パルプ・アンド・ペーパー)グループは、インドネシアの紙・パルプメーカー及び林業会社をまとめた持株会社で、世界的な需要に応える高品質な製品を提供しています。6つの大陸150カ国以上に製品を供給し、持続可能性と倫理的な慣行への強いコミットメントを持っています。
私たちの活動は、地域社会との緊密な連携、国際的に認められたビジネス基準の遵守を重視しており、「持続可能性ロードマップ・ビジョン2030」に基づいて環境保護や生物多様性の維持に取り組んでいます。詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。 www.asiapulppaper.com