還暦を控えた俳優・西村和彦が語る結婚願望と街ブラロケ

還暦を控えている俳優・西村和彦。その彼が最近、お笑いタレントのメッセンジャー黒田、有名政治家の橋下徹と共に大阪・堺市を散策する番組に出演した。このロケは特に彼の結婚に関する率直な思いを語ったことが話題を呼んでいる。

今回のロケが行われた堺市は、昔ながらの町並みと最近オープンしたアーバンリゾートタウン「ポルトマーレ」が融合したエリアだ。最初に訪れた堺魚市場では、営業時間が過ぎた薄暗い市場の中で黒田が「暗いところへ行けば行くほど視聴率がいいんです」と言いながら散策し、3人の和気あいあいとした様子が印象に残った。

続いて彼らは、今年3月に開業したイルカのふれあい施設「ノアドルフィンドーム」へ。子供のように夢中になった3人は、特に黒田がイルカの手触りを「ナスビに似てる」と表現するユーモアで会場を笑わせていた。食べ物に対する感覚がふざけた意見である一方、他の2人はその独特の表現に笑みを浮かべる場面も見られた。

次に訪れた「SKY JUMP OSAKA」では最新のエクササイズを体験。黒田はそのテンションの高さに圧倒されつつも、ウォーミングアップから最終的には音楽に合わせてのダンスに参加。途中で「もうあかん、しんどい…！」と愚痴をこぼしながらも、仲間と共におっさんたちが楽しむ様子が印象的だった。

更に、彼らは120年以上続く包丁の老舗「實光刃物」にも立ち寄り、ここで包丁の研ぎ方を教わる。黒田が嬉々としてトマトをスライスする姿は、俳優としてのステレオタイプなイメージとはかけ離れた、庶民的な一面を引き出していた。特に注目すべきは、インバウンド客に驚異的に人気となった研師Ryotaさんの存在で、彼の技術がSNSで注目を集め、海外の客をも引き寄せている。

散策の最後には、3人それぞれの今後について語り合うシーンが。59歳の西村は来年還暦を迎えるにあたり、「俳優業で活躍するか、もう一度伴侶を見つけるか」と結婚への願望も口にし、思わぬドラマを演出することとなった。これに対し、黒田と橋下は驚きを隠せず、約60歳を迎える西村の人生の次なるステップに期待を寄せている様子が見て取れた。

この番組は、ただのお散歩を超え、様々な人間関係や個々の人生を垣間見る貴重な機会となった。西村和彦の結婚観や大阪の魅力、さらには仲間との絆が描かれた、心温まるエンターテインメントとして、多くの視聴者に楽しんでもらえる内容だろう。