鈴鹿市とSUPER FORMULAの地域連携プログラム
鈴鹿市では、モータースポーツ振興と地域活性化を目的にSUPER FORMULAとの連携プログラムが行われることが発表されました。本プログラムは、2025年11月21日に鈴鹿サーキットで開催される「瑶子女王杯2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権」の最終戦を記念し、小学校の児童たちがプロレーシングドライバーと直接触れ合う貴重な機会となります。
小学生たちが体験するモータースポーツ
このプログラムの参加者は、鈴鹿市立明生小学校の5年生児童36名です。彼らは、鈴鹿サーキットのチームピットにて、THREEBOND RACINGのドライバーやエンジニア、メカニックたちとの交流を楽しむことができます。さらに、実際にフォーミュラカーが時速300kmで走行する様子も目の当たりにすることができるため、子供たちにとって忘れられない体験となるでしょう。
地域のアイドル、三宅淳詞選手
ここでの特筆すべきは、三重県出身でTHREEBOND RACINGに在籍するプロレーシングドライバー、三宅淳詞選手です。彼は鈴鹿サーキットで育ち、若くしてさまざまなレースで活躍してきました。鈴鹿市との関わりが深い彼が地元の小学生に直接指導することは、彼自身にとっても感慨深いことでしょう。三宅選手は、レーシングカートの鈴鹿選手権での優勝を皮切りに、F1にも匹敵するスピードを誇るSUPER FORMULAでの活躍を目指しています。
地域連携の意義
鈴鹿市とSUPER FORMULAを運営する株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、2024年2月に「地域連携パートナーシップ」を締結し、今回の交流プログラムが実現する運びとなりました。このパートナーシップは、地元の人々とモータースポーツとの関わりを深め、地域の活性化を目指しています。
このプログラムの背景には、地元に根ざしたモータースポーツ文化の育成があります。JRPは、鈴鹿市を含む国内の複数の地域と連携し、さらなる地域密着型の活動を展開しています。これにより、モータースポーツの魅力を広く伝えることができるでしょう。
SUPER FORMULAの魅力
SUPER FORMULAは、F1に次ぐ速さを誇るモータースポーツで、ドライバーの実力が試される「イコール・コンディション」が特徴です。2024年には、来場者数が過去最高を記録するなど、その人気は高まる一方です。2025年シリーズでは、全国の5つのサーキットで開催される予定であり、多くのファンと共に盛り上がることが期待されています。
このような地域連携プログラムは、鈴鹿市にとってもSUPER FORMULAにとっても、新たな可能性を広げる重要なステップと言えます。地域の子供たちがこうした経験を通じて、未来のモータースポーツファンや選手になっていくことを願っています。今後も鈴鹿市とSUPER FORMULAのコラボレーションに目が離せません。