日本代表の快挙、Red Bull Half Court 2024 World Final
ストリートボールの国際大会「Red Bull Half Court 2024 World Final」が、アメリカ・ニューヨークのブルックリンで開催され、日本代表として出場した女子チームTOKYO VERDYが、見事に優勝を勝ち取りました。
この大会は、3x3ストリートボールを基にしたグローバルトーナメントであり、世界中から選ばれた20カ国の男女が競います。今年の女子チームは、日本のTOKYO VERDYと、初めてファイナルに進出したフィリピンが対戦しました。TOYO VERDYは予選を1位で通過し、そのままの勢いで決勝に臨むこととなりました。
決勝戦の展開
決勝戦は、序盤から両チームのディフェンスが光る展開。得点はなかなか入らず、緊張の糸が張り詰めていました。しかし、日本チームTOKYO VERDYが得点を重ねてリードを奪うと、フィリピンは積極的な2ポイントシュートで応戦します。それでもTOKYO VERDYは、しっかりとリードを保持し、試合を制しました。この結果、TOKYO VERDYは2017年以来の優勝を達成し、G-FLOW 時代以来2度目のワールドチャンピオンの名を手にしました。
選手の一人、矢上若菜さんは、「本当に嬉しいです。2022年にも一度優勝しましたが、再び優勝できたことにほっとしています。私たちの体格は相手よりも小さかったですが、スピードと戦術を駆使すれば勝てると体感しました。この経験を通じて、身長や体格に関係なく挑戦できることを伝えていきたいと思います」と喜びを語りました。
男子チームの奮闘
男子部門では、HIU ZEROCKETSが日本代表として参加し、予選を1位通過。その後準々決勝でオーストラリアに勝利したものの、準決勝では今大会の優勝チームとなったアメリカに敗れ、準優勝となりました。HIU ZEROCKETSはこれまでの努力と成長を証明し、次回の更なる挑戦に期待が寄せられています。
Red Bull Half Courtとは
Red Bull Half Courtは2017年に始まり、3x3ストリートボールの熱気を世界中に広げているイベント。試合はFIBA(国際バスケットボール連盟)のルールを基にしており、ユニークな「総得点が多いチームが勝利する」形式を採用。予選では、勝利チームにポイントが付与され、また個別の成績によるボーナスも与えられます。これにより、最後まで緊迫した攻防が展開されることが特徴です。
日本からは、予選を勝ち抜いたTOKYO VERDYとHIU ZEROCKETSが出場し、観客の期待を一身に背負って戦いました。今回の優勝は、ストリートバスケットの可能性を示す素晴らしい結果となりました。
結果と今後の展望
Red Bull Half Court 2024 World Finalの結果、女子部門ではTOKYO VERDY(日本)が優勝し、男子部門ではSerbian 3x3 Academy(セルビア)が優勝。今後、TOKYO VERDYが国際舞台でさらなる活躍を遂げることが期待されています。この大会を通じて、もっと多くの人々がストリートボールに関心を持ち、自身の挑戦に向かって刺激を受けることを願っています。大会に関する詳しい情報は、公式サイトで確認できます。