2024年7月 全国主要都市の賃貸家賃動向
不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社が、全国の主要都市における賃貸マンションとアパートの家賃動向調査を行いました。2024年7月のデータは、アットホームラボ株式会社が分析したもので、消費者向けに登録された賃貸物件の家賃についての詳細を示しています。
概観
調査結果によると、賃貸マンションの平均募集家賃は、神奈川、埼玉、札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、福岡の8地区で前年同月を上回っています。特にファミリー向け物件においては、神戸市を除く12エリアで同様の傾向が見られました。また、東京23区や神奈川、埼玉、千葉、札幌、名古屋といった主要な都市では、2015年1月以来、最高値を更新しています。
アパートについても、ファミリー向けが2ヶ月連続で前年同月を上回っており、東京23区、埼玉、京都、大阪の4地域では過去最高値を記録しています。このデータは、各地域の住宅需要が高まっていることを示唆しています。
調査の対象エリア
調査は全国13エリアにわたり、以下がそのリストです:
- - 東京都23区
- - 東京都下
- - 神奈川県
- - 埼玉県
- - 千葉県
- - 北海道札幌市
- - 宮城県仙台市
- - 愛知県名古屋市
- - 京都府京都市
- - 大阪府大阪市
- - 兵庫県神戸市
- - 広島県広島市
- - 福岡県福岡市
データの定義
本調査では入居者が1ヶ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義しています。また、物件の面積に応じたカテゴリについても言及されています。具体的には、30㎡以下を「シングル向き」、30㎡から50㎡を「カップル向き」、50㎡から70㎡を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」として分類しています。
調査で得られた平均家賃指数は、2015年1月を100とし、現在の傾向を比較可能にしています。上昇率は小数点第2位までで四捨五入されており、最も上昇した地域についてのデータも提供されています。
この調査結果は、今後の賃貸市場を予測する上で重要な情報となるでしょう。特に都市部における需要の高まりや、ファミリー向け物件の人気が顕著になっています。詳細については、アットホームの公式サイトからPDFをダウンロードすることが可能です。
詳しい調査結果はこちらを参照してください。
まとめ
2024年7月の賃貸マンション・アパートの家賃動向は、全国的に見ても上昇傾向が続いており、特にファミリー向けの物件が注目されています。経済の回復とともに住宅市場が活発化していることが伺えます。家賃の動向に注意を払いながら、賢明な住まい選びを行いたいものです。