ギークプラスがNIKEと共に新たな物流ロボティクスの未来を切り拓く
2023年、株式会社ギークプラスは、国際的なスポーツブランド「NIKE」をローンチカスタマーとして迎え、物流コンサルティングサービスを新たに開始しました。この事業は、国際的な物流ロボット業界の先駆けとなるもので、日本がその最初の試みを行います。
新型コロナウイルスの影響から、オンライン取引の需要が高まる中で、企業はロボットの活用によって生産性をさらに引き上げる必要性を感じています。特に、NIKEはECシフトを進めており、物流効率を最大限に高めるために、ギークプラスの技術を活用することにしました。
コンサルティングサービスの流れ
現状分析
このプロジェクトの最初のステップは、現状分析です。ギークプラスの解析ツールを用いて、そこでのパフォーマンスデータを収集し、現場スタッフへのヒアリングを行いました。その結果、アパレルやシューズ特有のSKU数の多さや、セールによる物流波動が大きいことが分かりました。これにより、オーダー処理方法やロボットのタスク生成に改善が必要であることを確認しました。
改善提案
次に、得られたデータをもとにした改善提案を行いました。オーダー処理単位の増加や、出荷傾向に応じたロジックの再設定を提案し、物流プロセス全体の最適化を目指しました。さらに、出荷量に応じた適切なステーションの使用も計画されました。
効果検証
最後に、実施した改善策の効果をNIKE及びオペレーターと共に確認しました。週1回のテストを行い、出荷効率を継続的に計測した結果、プロジェクト完了後には出荷効率が約1.8倍に向上。これにより、NIKE JapanのEC販売拡大に大きく寄与しました。
今後の展望
ギークプラスは現在、ロボットの生産性を「見える化」するアプリケーションの開発を進めています。このアプリの導入により、継続的な改善施策を現場で実施し続けることが可能になるでしょう。さらに、NIKEとのプロジェクトで得た経験を元に、同様のサービスを他の物流現場にも広げ、顧客に対する新たな価値提供を目指します。
会社概要
株式会社ギークプラスは、中国で2015年に設立され、設立からわずか数年で世界中に1万台以上の自律型協働ロボットを導入し、業界のリーダーとしての地位を確立しました。日本法人は2017年の設立以来、DHLや大和ハウス、NIKEといった大手企業との取引を進め、効果的な物流ロボット導入を実現しています。ギークプラスは、国際的な物流の存在感を一層強化し、今後も次世代のロボティクス技術を駆使することで、新しい物流のスタンダードを築いていくことを目指しています。
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お問い合わせ情報
- - 社名: 株式会社ギークプラス
- - 本社所在地: 東京都港区東新橋2-11-4 Mayapada Shiodome Plaza 4F
- - 設立年: 2017年8月
- - 代表取締役社長: 佐藤 智裕
- - 公式サイト: ギークプラス
- - メール: [email protected]
- - 電話: 03-5422-1420
ギークプラスの新しいプロジェクトが、今後どのように発展していくのか、そしてどのように物流業界に革新をもたらすのか、注目が集まります。