群馬の豊かな自然が育む創造性：ビエンナーレ作家が語る移住とアートの真髄

群馬の地で花開く芸術：アーティストが語る移住の魅力

もし、あなたの創造性が豊かな自然の中でさらに研ぎ澄まされ、地域社会との温かい交流が新たなインスピレーションを生むとしたら、どうでしょうか？関東の奥座敷、群馬県中之条町が、まさにそんな可能性を秘めた場所として、今、全国のアーティストや移住希望者の注目を集めています。

2025年6月11日（水）に開催されるオンラインセミナー「ビエンナーレ作家が過ごすぐんまな日々」は、まさに「アート」と「移住」をテーマに、中之条町でのリアルな暮らしと創作活動の魅力を深掘りする貴重な機会です。このセミナーには、国際的な芸術祭である「中之条ビエンナーレ」で活躍する3名の著名なアーティストが登壇。彼らが群馬の地でどのような日々を送り、いかにして独自の芸術世界を育んでいるのか、その秘密が明かされます。

中之条ビエンナーレが結ぶ、アーティストと地域の絆

中之条ビエンナーレは、アーティストが開催期間中、中之条町に10日間以上滞在することを条件としています。この滞在が、多くのアーティストにとって、地域との深い関わりの始まりとなり、中にはそのまま移住を決める方も少なくありません。ビエンナーレへの出展をきっかけに「関係人口」となり、地域に根ざした活動を展開する事例も増えており、中之条町がアーティストにとって、まさに理想的な「居場所」となっていることを示しています。今回のセミナーでは、移住が創作環境に与える影響や、群馬県、そして中之条町がアートをどのように受け入れ、支援しているのかについて、移住者ならではの視点で語られます。

登壇アーティストたちの「群馬で生まれる芸術」

セミナーに登壇するのは、個性豊かな3名のアーティストたち。彼らの作品と思想を通して、群馬の地の魅力が多角的に浮き彫りになります。

西島雄志氏：気配を視覚化する彫刻家

神奈川県出身で群馬県在住の彫刻家、西島雄志氏は、人の「存在」や「気配」に深く関心を抱き、それを形にする試みを続けています。自らの手で一本一本丁寧に捻り巻いた銅線のパーツを時間の象徴とし、その集積によって形を与えることで、視覚的な「気配」と時間の概念を重ね合わせた二重の構造を空間に生み出します。近年では、「神」というモチーフを通じて、人が感じる「第六感」を探求。群馬の静謐な環境が、こうした深い思索と繊細な表現にどのような影響を与えているのか、示唆に富む話が聞けるでしょう。

山形敦子氏：土地の記憶を紡ぐ美術作家

北海道出身で群馬県在住、日本とフィリピンを拠点に活動する美術作家、山形敦子氏は、土地の歴史、自然、そして人々の生活から立ち現れる民話に自身の身体感覚を重ね合わせ、過去と現在を繋ぐ作品を生み出しています。時間と空間を超えて変わらないものを表現するため、細胞や微生物を模したパーツを用いる彼女の作品は、生命の根源的な繋がりを感じさせます。群馬の豊かな自然や歴史が、彼女の創作にどのようなインスピレーションを与えているのか、興味深い話が聞けるはずです。

相田永美氏：見えないケハイを形にする造形・絵本作家

千葉県松戸市出身で群馬県六合村に在住する造形・絵本作家の相田永美氏は、目に見えない「ケハイ」や言葉にできない感覚を、「イキモノ」という独自の形で表現しています。彼女の作品は、まるでどこでもない森の中に誘い込まれるような、幻想的な世界観を構築します。群馬、特に六合村の素朴で神秘的な自然が、彼女の「イキモノ」や「森」の創造にどのような影響を与えているのか、その秘密が語られるでしょう。

地方暮らしに興味を持つすべての人へ

このオンラインセミナーは、群馬県や中之条町への移住を検討している方、田舎暮らしに漠然と興味がある方、アートを愛する方、そして中之条ビエンナーレのファンや出展に興味があるアーティストにとって、まさに必見の内容です。普段なかなか聞くことのできない、アーティスト目線での地方暮らしの魅力、創作活動と地域との共生について、存分に語り合われることでしょう。

参加はオンライン（Zoomウェビナー）形式で、2025年6月11日（水）19:00から20:30まで。主催は群馬県、共催はふるさと回帰支援センターと中之条町です。事後アンケートに回答した方の中から抽選で6名様には、登壇アーティストのプレゼントが当たるチャンスも！

あなたの暮らしと創造性に新たな風を吹き込む、この特別な機会にぜひご参加ください。詳細は群馬県「ぐんま暮らし」の公式ウェブサイトからご確認、お申し込みいただけます。新しい生き方、新しいアートの形が、ここ群馬で見つかるかもしれません。

詳細・お申し込み先：
https://gunmagurashi.pref.gunma.jp/events/26537.html