張挺監督が語る『康熙帝~大河を統べる王~』
本格派の中国時代劇『康熙帝~大河を統べる王~』が、DVD-BOXの第3弾としてついにリリースされました。この作品は、中国史の中でも特に名君と言われる康熙帝の偉業を描いており、その製作を手掛けた張挺監督が、撮影の裏話や作品への思いを語りました。
作品誕生のきっかけ
張監督は、ある史料に出会ったことで本作の制作を決意しました。それは、治水事業で共に奮闘した友人へ向けた遺書でした。この遺書には、友情の深さや、無実の罪で命を落とした友人の魂を大切に思う気持ちが強く表現されていました。監督はその中に流れる友情を感じ、ドラマの基盤として二人の生涯を描くことを決めたと言います。
この物語では、彼らの業績が後世にどのように尊重されているかが重要なテーマであり、「彼らは中華民族の守り神とも呼ばれる」と監督は述べています。つまり、先人たちの努力と献身は、その姿を後世に受け継ぐ重要な教訓となるのです。
歴史の解釈
史実に基づいているとはいえ、張監督は歴史そのものよりも主人公の信念に焦点を当てています。彼らの芸術的再現には多くの時間と労力がかかりました。撮影は120日にわたるもので、浙江から内モンゴルまでの広範囲に及び、夏から翌春まで続きました。特に黄河の氾濫シーンの撮影には、1分の映像を撮るために5日も要し、作品の持つ迫力とリアリズムにこだわったことがわかります。
ドラマのストーリー
物語は康煕15年、長雨が続く中で黄河が氾濫し、人々が苦しむ様子が描かれます。皇帝はあらゆる手段を尽くそうとし、靳輔と陳潢という二人の優れた人材を得て、治水事業に挑む物語です。不正が横行する官庁の中で、彼らは理想を追い求め続け、友情を深めながらも厳しい現実に立ち向かっていきます。
視聴者へのメッセージ
全3BOXを通じて展開される『康熙帝~大河を統べる王~』は、ただの歴史ドラマではなく、友情と信念に裏打ちされた人間ドラマです。視聴者には、彼らの面々が顕彰されたその後の時代に思いを馳せ、感動を新たにしてほしいと張監督は願っています。
「必見の内容となっているので、ぜひご覧ください」と監督は力強く言います。複雑な人間関係と壮大な物語が絡み合う本作を通じて、視聴者もまた、彼らのように誠実な道を歩む勇気を与えられることでしょう。
商品情報
『康熙帝~大河を統べる王~』は、全40話から成り、各DVD-BOXは17,600円(税込)で販売されています。レンタルも可能で、すでにBOX1とBOX2が好評を博しており、余すことなく物語を楽しめます。
公式サイトやYouTubeにて、特別映像や予告編も公開中ですので、ぜひチェックしてみてください。感動の歴史ドラマを見逃さないように!
本編映像特別公開
第1話本編特別公開
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