製造現場のサイバーセキュリティ
2026-10-27 12:22:14

オムロンとNTTドコモビジネスが製造現場のサイバーセキュリティを強化する協業を開始

オムロンとNTTドコモビジネスが挑戦するサイバーセキュリティ



近年、製造業界ではIoTやAIを活用した生産性の向上やデータの活用が進展しています。その一方で、これらの新技術がもたらすサイバーセキュリティリスクも大きくなっています。そこで、オムロン株式会社(本社: 京都府京都市)とNTTドコモビジネス株式会社(本社: 東京都千代田区)は、新たに「OT/IT統合セキュリティ」の協業を開始することを発表しました。

1. 協業の背景



製造現場におけるデータの活用が進む中で、IT(Information Technology)とOT(Operational Technology)のネットワーク間の接続が増加しています。この接続を通じて、外部からの不正アクセスやAIによるサイバー攻撃といった新たな脅威が顕在化しています。また、欧州ではサイバーレジリエンスに関する法規制が進められており、企業はこれに対応する必要があります。

オムロンとNTTドコモビジネスは、2022年から企業間データ連携の共同開発を開始し、今後はオムロンのデータフローコントローラ「DX1」とNTTドコモの「docomo business RINK(R)」を統合し、製造現場のOTデータを安全にクラウドに接続する取り組みを進めます。これにより、製造現場の安定稼働とサイバーセキュリティ対策を両立します。

2. 「OT/IT統合セキュリティ」の概要



この協業では、オムロンのコントローラやセンサなどのFAシステムと、NTTドコモビジネスのOT/ITセキュリティソリューションである「OsecT」を組み合わせます。これにより、ITネットワークから製造現場までのセキュリティリスクを可視化し、対策を導入・監視するサービスを提供します。

具体的には、以下の三つのポイントに焦点を当てています。

1. OT/ITセキュリティソリューションの提供
- 両社は、ITネットワークからOTネットワーク全体をカバーし、可視化や脅威検知、セキュリティアセスメントを行います。これにより、製造現場特有の運用実態に即したセキュリティ対策が可能となります。

2. オムロンのコントローラとOsecTの融合
- オムロンのコントローラにOsecTの不正通信検知センサを組み込むことで、製造現場のセキュリティが強化されます。これにより、製造現場の機器やセンサの情報をリアルタイムで把握できるようになります。

3. 販売モデルの構築
- 両社は販売チャネルを活用し、エンドユーザー向けに製品セキュリティ対応や全体のセキュリティ対策を提供するモデルを整備します。これにより、顧客のニーズに即したサービスが提供されます。

3. 今後の展開



今後、この協業はNTTグループとの連携を強化し、サービスの拡大を目指します。例えば、NTTグループのOTセキュリティソリューションを組み合わせた提供サービスの拡大や、海外への支援を検討しています。また、データサンドボックス技術を活用した製造現場の特性に適した技術の実装にも取り組んでいく予定です。

両社は、この協業を製造現場でのデータや知見を安全に活用する「GEMBA DX」の実現に向けた重要なステップと位置付け、持続可能な競争力の向上に寄与することを目指しています。これにより、製造業界全体への影響が期待されます。

会社情報

会社名
オムロン株式会社 NTTドコモビジネス株式会社
住所
電話番号

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