クロスマートが提案する新企画
食品流通のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するクロスマート株式会社が、請求書発行サービス「クロスオーダー請求書」に見積書と納品書の発行機能を加える新たなサービスを発表しました。この新機能により、食品卸売会社と飲食店の取引がさらに効率化され、業務の負担が軽減されることが期待されています。
直面する業界の課題
近年、食品卸売業界におけるBtoB取引では、請求書や見積書、納品書などの帳票管理が大きな課題となっています。多くの企業が紙の帳票を使用しているため、手作業での転記ミスや処理の遅延が続発しています。特に、食材の価格変動や取引先からの要望による各種書類の作成業務には、多くの時間と人手を取られています。
さらに、電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の導入、郵送費の値上げなど、帳票管理を取り巻く環境も大きく変化しています。企業は、より効率的で正確な帳票管理を求める声が高まっており、クロスオーダーのサービスはそのニーズに応えるものです。
「クロスオーダー帳票」の新機能
新しく追加された「クロスオーダー帳票」では、請求書に加え、見積書と納品書も同システム内で作成・管理が可能になりました。以下のような特徴があり、利用者にとって大きな利点となります。
- - 業界特化のフォーマット: 商慣習に基づいた書類フォーマットを提供し、ユーザーがすぐに使いこなせる環境を整えています。
- - データ連携と自動化: 基幹システムに合わせた形式で、ワンクリックで各種帳票を自動作成。これにより、情報転記のミスを減少させ、業務効率を大幅に向上させます。
- - 電子送付機能: 作成した帳票は、取引先にワンクリックで送付可能で、過去の書類を管理しやすく検索性も向上します。
これまでに10,000件以上の請求書送信実績を持つクロスオーダーは、多くの卸売業者と飲食店の業務をサポートしてきました。今回の機能拡充により、請求書、見積書、納品書を一括して効率的に管理できることになり、特にバックオフィス業務の負担軽減が期待されています。
企業様の声
株式会社柴田屋酒店の担当者は、以前は請求書出力に1〜2時間かかり、業務の優先順位が問われる状況にあったと語ります。彼は、「クロスオーダー請求書では、確認履歴が残るため、顧客が請求書を見たかどうかすぐに把握できるのが利点」と評価。導入前は多くの時間が必要だった請求書業務が、待機時間を削減し、月次決算業務にも取り組む余裕が生まれたと語ります。
今後の展望
クロスマートは、今後も食品卸売業界のDXを推進し、業務の効率化と生産性向上に貢献していく方針です。卸売会社と取引先の取引の流れを、シームレスに接続できる機能を拡充し、業務のストレスを減少させる便利なサービスを提供することを目指しています。
クロスオーダーとは?
クロスオーダーは、飲食店と卸売業者をつなぐプラットフォームです。FAXや電話に依存した受発注業務をスマートフォン上のLINEに移行し、業務のデジタル化を推進しています。2019年のサービス開始からわずか5年で、月間アクティブ利用店舗数は100,000店舗を超え、今後もさらなる成長が期待されています。
パートナーシップの機会
日本各地での営業活動の強化のため、アライアンスパートナーを募集しています。興味がある企業は、ぜひお問い合わせください。
会社情報
- - 会社名: クロスマート株式会社
- - 設立: 2018年7月24日
- - 代表取締役: 寺田 佳史
- - 所在地: 東京都中央区日本橋1丁目2−19 日本橋ファーストビル9階
- - 公式サイト: https://xmart.co.jp/