SHURE、新世代ワイヤレス製品を発表
SHUREは最近、Microflex® Wireless neXt 4および8(MXW neXt 4 / 8)という新製品を発表しました。この新シリーズは、2024年に登場以来好評を得ているオールインワン型2チャンネルシステムに続くもので、4チャンネルおよび8チャンネルのコンポーネント型がラインナップに加わります。これにより、さまざまな業務シーンや教育現場に適した柔軟なワイヤレスコラボレーションシステムが実現。スタイリッシュなデザインと優れた音質で、特に会議室や教室での利便性を高めています。
SHUREのプロダクトマネジメント部門のシニアマネージャー、ラルフ・クリナート氏は「MXW neXt 4 / 8は、簡単なセットアップと高い柔軟性によってコラボレーションとインタラクティブな体験を向上させるソリューションです」と述べています。新たに追加された4チャンネルおよび8チャンネルのシステムにより、中規模から大規模のスペースにも対応が可能となりました。製品の高機能化やソフトウェアとの接続の改善が、ワークフローの簡素化と卓越した音質の実現につながっています。
ワイヤレス性能の革新
現在の設備業界では、迅速なセットアップが可能で、柔軟性が高いワイヤレスシステムが求められています。MXW neXt 4と8は、IntelliMix® DSP機能を搭載し、USB、Danteネットワークオーディオ、アナログオーディオなど、多彩な音声入出力に対応しています。ペアリングが数秒で可能なマイクが複雑な設定を排除し、設置したその瞬間から高品質な音声を提供。このシステム全体の設定や調整は、Designer 6という専用ソフトウェアを使って簡単に行えます。
さらに、Shureの製品はShureCloudから一元管理でき、設備担当者はどこからでもリアルタイムでデバイスの管理・監視・アップデートを行うことができます。この仕組みにより、運用面での柔軟性と利便性が向上し、ユーザーは煩わしい管理作業を軽減できます。
ハイブリッドニーズに応えるデザイン
MXW neXt 4と8は、ビデオ会議システムへの直接接続も可能で、リモート参加者を受け入れる会議や授業、イベントに対応します。また、最大100本以上のワイヤレスマイクを同時に使用でき、どんな規模のスペースでもプレミアムな音声体験を提供できます。
特に新しいグースネックベース型送信機とMicrosoft Teams認定のバウンダリーマイクロホンは、連続稼働時間が最長39時間に達し、終日の運用をサポート。音声品質と安定性はそのままに、さらなる利便性を追求しています。
確かなセキュリティと多様性
MXW neXt 4 / 8には、AES-256アルゴリズムに基づく音声暗号化機能が搭載されています。これにより、秘匿性の高い音声伝送が可能で、安全に利用できます。AES-256暗号化はネットワーク保護の中でも特に安全な形式で、ユーザー設定のパスフレーズを用いて全てのデバイス間の音声データを守ります。
また、MXW neXt 4と8は、さまざまな形状のワイヤレス送信機を選べる柔軟性も魅力です。MXW1Xのボディパック型、MXW2Xのハンドヘルド型、MXW6Xのバウンダリー型、MXW8Xのグースネックベース型と、多様なニーズに応じた選択肢があります。さらに、高解像度のマトリクスディスプレイを搭載しており、電波品質や充電残時間も容易に確認できるようになっています。
Shureは、MXW neXt 4 / 8を2月4日から2月7日にかけて開催されるISE 2025で展示予定です。詳細な製品情報はShureの公式ウェブサイトで確認できます。新しく進化したMXWシリーズは、より多くのユーザーに音声ソリューションを提供し、高評価を得ることでしょう。