ライフイズテックが次世代教育へ向けて大きな一歩を踏み出す
先日、ライフイズテック株式会社がUntroD野村クロスオーバーインパクトファンド(XIF)からの資金調達を実施し、合計25億円を獲得したことが発表されました。この資金調達は、第三者割当増資および株主からの譲渡を含むシリーズEラウンドによるもので、次世代デジタル人材育成を推進する同社の新たなプロジェクトへの資源となります。
資金調達の目的
ライフイズテックは、調達資金を利用して、主に以下の分野に特化した新しい事業展開を進める予定です。まずは、学校向けのクラウド教材事業の拡充や企業向けのDX研修事業を強化し、さらにAI技術を活用した教育関連の新サービス開発にも力を入れていきます。これにより、より多くの教育機関や企業に対し、質の高いデジタル教育を提供し続けることを目指しています。
特に、生成AI技術の活用による教育プログラムは、今後の教育の進化に欠かせない要素とされています。そこで、LINEヤフー株式会社の宮澤弦氏を新たなアドバイザーとして迎え、その専門的な知見を今後の事業に生かしていく予定です。
投資家の期待と評価
ライフイズテックの取締役CFOである石川孔明氏は、XIFが持つインパクト投資のポテンシャルに大きな期待を寄せています。彼は、教育が社会の基礎的インフラであり、未来の社会に与える影響は計り知れないと強調。XIFの持つインパクトマネジメントや経営支援、ファイナンスの知識が加わることで、ライフイズテックの社会的な影響力は一層強化されると確信しています。
また、UntroD Capital Japanのファンドマネージャーである木村健氏は、ライフイズテックの実績とその教育分野における社会的影響は非常に評価されるべきものであると語り、今回の出資が同社のさらなる成長を後押しすることを信じています。
ライフイズテックのこれまでの歩み
ライフイズテックでは、「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」というミッションのもと、2011年から中高生向けのITキャンプやスクールを展開し、教育の最前線で活躍してきました。その結果、全国4,400校や600の自治体で導入されるなど、国内最大規模の教材となっています。今までに200万人以上の次世代人材に学びを届け、その影響は計り知れません。
今後の展望
資金調達を通じて、ライフイズテックは今まさに第二創業期を迎えており、教育改革の最前線でさらなる成長を目指しています。特に、AIを活用した革新的なプログラムや、デジタル教育の普及は、未来の教育環境を大きく変える可能性を秘めています。これからも、ライフイズテックは教育とテクノロジーを融合し、次世代を担う人材の育成に貢献していくことを誓います。教育の未来は、ここに投資されています。