福岡県知事指定伝統工芸「八女すだれ」が進化!新カタログで魅力発信
福岡県八女郡広川町に拠点を置く株式会社鹿田産業は、伝統工芸品である「八女すだれ」の新たなカタログ「万葉」を、2024年12月1日より新価格で販売開始します。このカタログでは、福岡県が新たに制定した特産民工芸品のロゴマークを採用。長年の歴史と伝統を受け継ぎながら、現代のニーズに合わせた進化を遂げた八女すだれは、国内外から注目を集めています。
伝統と現代が融合した八女すだれ
大正元年創業の鹿田産業をはじめとする3社が、地元福岡の竹資源を活かして生産する八女すだれ。夏の暑さ対策として、古くから一般家庭や商業施設で親しまれてきました。その高い品質と、日本の伝統的な技法が織りなす美しいデザインは、時代を超えて人々を魅了し続けています。
新カタログ「万葉」の注目ポイント
今回の新カタログ「万葉」では、既製品とオーダーメイドの両シリーズを掲載。お客様の多様なニーズに対応できるよう、幅広い選択肢を用意しています。
新商品「磐井」: 八女すだれで唯一の防炎仕様。商業施設など、防火対策が求められる場所でも安心して使用できます。最大幅2400mmと、大規模な空間にも対応可能です。
オーダーメイドシリーズ: すだれ生地、縁、房、金具など、あらゆる要素をカスタマイズ可能。業界唯一のローマンシェードメカを採用した昇降式のオプションも用意し、使いやすさとデザイン性を両立させています。
神社仏閣用「御翠簾」: 九州産の竹を丁寧に加工し、伝統的な技法で仕上げた「御翠簾」。神聖な空間を演出する、まさに匠の技が光る逸品です。
国内外への展開
八女すだれの魅力は、日本国内にとどまりません。近年は欧米からのデザイナーからの注文も増加し、輸出量も拡大。海外市場でも高い評価を得ています。ホテルや商業施設、観光施設など、インバウンド需要の高まりを受け、日本らしさを演出する装飾品としても注目されています。
価格改定と販売チャネル
新カタログ「万葉」は、2024年12月1日より新価格で販売開始。11月より取引先へカタログ配布を開始し、仏具商社、家具店、百貨店、内装工事材商社、通販事業者など、幅広い販売チャネルを通じて提供されます。また、公式ウェブサイト(shikada.co.jp/en/)からも情報を得ることができます。
まとめ
伝統と革新が融合した八女すだれは、これからも日本の伝統文化を世界に発信し続けるでしょう。新カタログ「万葉」は、その魅力を再認識する絶好の機会となるはずです。