イケアの新しい試み
2025-09-24 13:54:52

イケア、食品廃棄物を電力に変換するエコシステムを導入

イケア、日本の店舗で食品廃棄物をエネルギーに変換



スウェーデン発祥のホームファニッシングブランド、イケア・ジャパンが、環境に優しい取り組みを進めています。今回、IKEA仙台、IKEA Tokyo-Bay、そしてIKEA福岡新宮の3店舗において、食品廃棄物を電力として再利用するエコシステムを導入しました。このプロジェクトは、イケアとJFEエンジニアリングの完全子会社であるアーバンエナジーの協力によって実現しました。

サステナビリティ戦略



イケアは「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンを掲げ、サステナビリティを重要な戦略の一部としています。特に、環境保護や再生を重視しつつ、経済成長と社会へのポジティブな影響を両立させることを目指しています。これを実現するために、イケアは「健康的でサステナブルな暮らし」「クライメート、生物多様性&サーキュラリティ」「公平性と平等性」の三つの注力分野に取り組んでいます。

循環型ビジネスへの挑戦



イケアは循環型ビジネスモデルを構築し、資源の有効活用と廃棄物削減に努めています。リサイクル率の向上では、事業系廃棄物の79.7%をリサイクルするまでに達成し、特に段ボールなど再利用しやすい素材が多いことがその背景にあります。また、廃棄物の発生を抑えるため、圧縮機で処理する方法も取り入れています。

食品廃棄物の削減にも力を入れており、AIツール「Winnow Vision」を活用して、食品廃棄物の記録と分析を行っています。この施策によって、イケア・ジャパンは2018年比で47.7%の食品廃棄物削減を達成しています。

アーバンエナジーとの連携



アーバンエナジーの提供する電力プラン「ゼロエミプラン®」を導入し、再生可能エネルギーによる電力供給を受けています。さらに、廃棄物から発電したエネルギーを店舗に供給する「創電割®」を新たに導入しました。このプランにより、排出された食品廃棄物をリサイクルして電力に変換し、その電力が店舗に供給されることになります。これにより、持続可能なエネルギーの利用と廃棄物の削減が同時に実現されます。

今後の展望



イケアは今後も積極的に循環型ビジネスモデルの構築を目指し、全てのステークホルダーと協力しながらサステナブルな社会の実現を目指すとしています。この取り組みは、店舗での新たなエネルギー利用法を提案し、他の企業にも影響を与える可能性があります。イケアは、このような取り組みを通じて、持続可能な未来に向けた新たな一歩を踏み出しています。

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会社情報

会社名
イケア・ジャパン株式会社
住所
千葉県船橋市浜町2-3-30
電話番号
0570-01-3900

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