アパレル業界における物流革新を目指す
クロスプラス株式会社(本社:愛知県名古屋市)が、株式会社ダイフクが開発した小型自動仕分けロボットシステム「SOTR-S」を、2026年2月より中部流通センターに導入しました。この取り組みにより、同社は作業効率を従来比約3倍に向上させることを目指し、物流2026年問題への対応を強化します。
特定荷主として物流の効率化が求められる中、クロスプラスは「運ばせる」から「どう運んでもらえるか」へと発想を転換し、業務効率化と生産性の向上を図る方針を打ち出しています。
導入背景
現在、物流業界では将来的な人材不足や高齢化が深刻な問題となっています。特に、同センターでは従業員の約4割が60歳以上であり、ベテランの経験に頼った属人化が進んでいるため、作業プロセスの見直しが急務です。そのため、未経験者や高齢者でも短期間で適応でき、身体的負担を軽減できる作業環境を整える必要がありました。このような背景の中、クロスプラスは「SOTR-S」の導入を決定しました。
導入効果
「SOTR-S」の導入により、以下の改善が実現しています:
- - 作業効率の向上:同時間当たりの処理能力が約3倍に向上しました。
- - 人的ミスの削減:自動化により仕分け精度が安定化し、人的ミスを低減しました。
- - 身体的負担の軽減:重労働や複雑な判断がロボットに代行され、高齢者や若手社員でも働きやすい環境が整備されました。
- - 環境負荷の低減:梱包・出荷プロセスの最適化により、段ボール数の削減を実施しています。
今後の展望
今後はこの新たに導入した「SOTR-S」を活用し、業務の改善と平準化を進めていく考えです。これにより、新入社員や若手社員、さらには障害者や派遣社員の採用を強化したいと考えています。クロスプラスは、今後も生産性向上と働き方改革を推進し、積極的に物流DXを進めていく方針です。
小型ロボット自動仕分けシステム「SOTR-S」について
「SOTR-S」は、小型商材向けに特化した自動仕分けシステムで、同センター内には100台のロボットが導入されています。最大で1時間あたり4,000点の処理能力を実現し、インダクション(投入口)は5ヵ所設けて、1カ所あたり約800点を効率的に仕分けることが可能です。また、建築基準法上の条件に従い、仕分け先店舗を最大300店舗まで拡張することも可能な設計となっています。
関与企業のコメント
クロスプラスの物流部長、長田真弥氏は、「物流2026年問題を見据え、運送の効率化を図ることが今後ますます重要になるでしょう。今回の設備投資はそのための具体策の一つで、ドライバーの荷待ち時間削減や属人化の解消を目指しています」と述べています。
ダイフクの営業本部担当部長、藤田幸二氏もこの取り組みについて言及し、「限られたスペースでの高い処理能力と、将来的な拡張性を兼ね備えたこのシステムが、クロスプラスの物流効率化に寄与できることを喜ばしく思います」と語っています。
会社概要
株式会社ダイフク
- - 代表者:寺井友章
- - 所在地:大阪市西淀川区御幣島3-2-11
- - URL:ダイフク公式サイト
クロスプラス株式会社
クロスプラスは、ファッションを通じてライフスタイルの新たな可能性を切り開くことを目指しています。サステナブルな企業として、環境への配慮や、すべての人が輝く社会の実現に取り組んでおり、「Be Colorful, Be Happy!」を合言葉に、様々な挑戦を進めています。