創業116年の老舗、桜なべ 中江が提案する新しい丑の日料理
毎年、土用の丑の日には多くの人がうなぎを食べますが、今年は新しい形で楽しむ「馬茄丼」をご紹介します。東京都台東区にある「桜なべ 中江」は、明治38年に創業した老舗の名店です。116年の歴史を持ち、関東大震災や東京大空襲、東日本大震災など数々の試練を乗り越え、東京の郷土料理である「桜なべ」を今も守り続けています。
うなぎを使わない?馬肉の馬茄丼
今年の土用の丑の日(2021年)は7月28日と8月1日。この時期に特別に提供されるのが、桜肉(馬肉)を使った「馬茄丼」です。通常のうなぎの代わりに、焼き馬肉の上にナスのかば焼きをトッピング。秘伝の割り下と高知県産の仁淀川山椒の香りが特徴で、絶品の味わいが楽しめます。馬肉はスタミナ源として知られ、免疫力を高めるアミノ酸を豊富に含んでいるため、コロナ禍の今年にはぴったりの一皿です。
馬茄丼の詳細
- - 価格:1,580円
- - 販売方法:テイクアウト、デリバリー(店内では販売していません)
- - 販売期間:2021年6月〜8月1日(第二の丑)
- - ご注文番号:テイクアウト:03-3872-5398 / デリバリー:080-2570-5651
- - 注意:「鰻」は一切使用していません。
桜なべ 中江の歴史と魅力
桜なべ 中江の店舗は国の有形文化財に登録され、約100年の歴史を誇ります。中江は吉原大門に位置しており、明治時代には20件以上の桜なべ屋が存在しましたが、今では唯一の桜なべ専門店となっています。
また、桜肉は北海道で飼育された純国産馬で、中江専用に肥育されています。穀物中心の飼料で最大7年かけて育てられた馬肉は、香りで楽しむことができ、サッと煮たり生で食べたりできます。
土用の丑の日の由来と平賀源内のつながり
「土用の丑の日」とは、土用の期間に訪れる丑の日のことを指し、栄養価の高いウナギを食べる習慣は古くからあります。この習慣が広まったのは江戸時代の学者、平賀源内によると言われています。実は、平賀源内の墓も桜なべ 中江の近くにあり、歴史的な背景も感じながら楽しめる場所です。
自宅で桜なべを楽しめるECサイトもオープン
コロナ禍の中で、桜なべ 中江は新たにECサイトも開設し、自宅でも桜なべを楽しめるセットを販売しています。中江専用の鉄鍋もセットになっており、家庭での料理体験を可能にしました。
店舗情報
桜なべ 中江は、東京都台東区日本堤に位置しており、月・火曜日が定休日です。テイクアウトやデリバリーの他に、ランチ営業も行っています。ぜひこの機会に、免疫力を高める特製の「馬茄丼」を味わってみてはいかがでしょうか。