『人情噺文七元結』上映
2019-11-28 16:00:30

山田洋次監督が贈るシネマ歌舞伎最新作『人情噺文七元結』全国上映開始

山田洋次監督が魅せる歌舞伎の新たな魅力



来る12月6日(金)、日本を代表する映画監督、山田洋次が初めて手掛けるシネマ歌舞伎『人情噺文七元結』が、全国33館で上映されます。この映画は、落語家・三遊亭円朝の名作を原作とした歌舞伎の映像化であり、特に中村勘三郎とのコラボレーションが話題となっています。

上演背景とストーリー



本作は、2007年10月に新橋演舞場で上演された歌舞伎を基にしています。物語は、腕は立つが博打好きの左官職人・長兵衛が主人公です。彼の博打癖が原因で困っている娘・お久は、合意の下、吉原に身を売る決心をします。この状況を察知した妓楼の女房・お駒は、長兵衛を説得し、50両の金を貸します。ところが、帰り道に出会った青年・文七が身を投げようとしている現場に直面することで、物語は思いもよらぬ展開を迎えます。

山田洋次が描く人情と感動



山田洋次監督は、これまで数多くの人情喜劇を手がけてきた名匠です。彼は観客に笑いと涙を同時に提供することが得意で、今回はその特技をシネマ歌舞伎に持ち込みました。歌舞伎独特の形式を映画の手法で見事に表現し、もう一つの日本の文化である落語との融合を実現しています。観客は、主演の十八世中村勘三郎の迫力ある演技を目の当たりにし、彼の意思がどのように映画全体に反映されているかを楽しむことができます。

シネマ歌舞伎の魅力



シネマ歌舞伎とは、歌舞伎の舞台を高性能カメラで撮影し、それを映画館で上映する試みです。観客は、舞台の臨場感をそのままに、細やかな表情や息遣いを感じながら楽しむことができます。サウンドも5.1サラウンドで再現され、まるでその場にいるかのような体験ができます。このように、シネマ歌舞伎は、歌舞伎を身近に体験できる新しい形として人気を博しています。

上映情報



本作『人情噺文七元結』は、12月6日(金)から12月12日(木)までの1週間限定で全国33館での上映が決定しています。一般料金は2,100円、学生や子供は1,500円(税込)です。また、特別鑑賞ムビチケカード3枚セットも利用可能です。ぜひ、今月の週末は映画館で、日本の伝統美と感動の物語を堪能してみてはいかがでしょうか。

たった一週間の上映なので、見逃さないようにご注意ください。映画館という特別な空間で、山田洋次監督による深い人情噺をぜひ楽しんでください。

会社情報

会社名
松竹株式会社
住所
東京都中央区築地4-1-1東劇ビル13F
電話番号

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