愛媛県松山市とアンカー・ジャパン、災害協定を締結
2025年2月10日、アンカー・ジャパン株式会社は愛媛県松山市と「災害時における物資供給に関する協定書」および「地方創生に関する包括連携に関する協定書」を締結しました。この協定は、市民の安全を守るための重要な一歩として位置づけられています。
協定の背景
松山市は昨今の気候変動に伴う自然災害の頻発に備え、2024年8月の台風や11月の大雨が引き起こした洪水の影響を受ける中、災害時の安全対策を強化する必要性を感じていました。特に、今後も注意が必要な南海トラフ巨大地震などの脅威を考慮し、市民が安心できる環境を整えるために協定締結が推進されました。
この協定により、アンカー・ジャパンはポータブル電源やソーラーパネルの提供を通じて有事の際の電源確保を支援します。また、地域社会の発展に向けたデータ活用やIoT技術を活用した実証実験も視野に入れています。このように多角的なアプローチで災害に備える体制を構築することが期待されています。
協定の内容
協定の主な項目は次の3つです。
1. 災害時における物資の優先提供に関すること
2. IoT技術を活用した地域の課題解決に関わる官民連携に関すること
3. その他、地方創生に関すること
これに伴い、アンカー・ジャパンは以下の2つの製品を提供することが決定しました。
- - Anker Solix C1000 ポータブル電源: 1056Whの大容量を誇り、家庭の一般的な家電の90%以上を動かすことができる高出力の電源として機能します。急速充電技術により、わずか58分でフル充電が可能です。
- - Anker Solix PS100 ソーラーパネル: 最大100Wの発電が可能なコンパクトなデザインが特徴で、天候に左右されずに効率的に電源を確保します。
市の長およびCEOのコメント
愛媛県松山市長・野志克仁氏は、「南海トラフ巨大地震への備えが必要な中、災害時の電力確保で心強い支援になる」と述べ、協定締結に対する感謝の意を表しました。また、アンカー・ジャパンのCEOである猿渡歩氏は、「市民が安心して暮らせる環境作りに貢献できることを光栄に思う」とし、その意義を強調しました。
最後に
この協定は、アンカー・ジャパンが地方自治体との防災協定を結んだ全国11例目、四国地域においては初となります。安全を確保するために、市民を巻き込んだ多面的な取り組みが必要とされる中で、災害協定の重要性が一層増しています。
愛媛県松山市とアンカー・ジャパンの取り組みが、未来の災害対策において新たな道を照らすことを期待したいです。