ACジャパン広告賞
2025-03-18 18:37:28

第21回ACジャパン広告学生賞の受賞作品と評価の全貌

第21回ACジャパン広告学生賞の結果発表



公益社団法人ACジャパンが主催する「第21回ACジャパン広告学生賞」の受賞作品が発表されました。この賞は、学生たちの優れた広告作品を表彰し、公共広告に対する理解を深めることを目的としています。今年はテレビCM部門と新聞広告部門の2つのジャンルで作品が募集され、各部門からの優れた作品が選ばれました。

テレビCM部門の受賞作品



グランプリ


受賞作品名: 不満のバトン
学校名: 長岡造形大学
制作代表者: 小山詩乃さん

『不満のバトン』は「カスタマーハラスメント」をテーマにした作品で、消費者と店員の立場が入れ替わる様子をリレー形式で表現しています。この作品は、バイト中に無理な要求を受けた経験から生まれたもので、互いに思いやりを持つことの重要性を問いかけています。審査員からは、演劇的な要素が評価され、若者らしいクリエイティビティも称賛されました。

準グランプリ


受賞作品名: 小さなゴミ箱?
学校名: 東京音楽大学
制作代表者: 外立真士さん

「リサイクル」をテーマにしたこの作品は、街でよく見かけるタバコの吸殻の処理問題を扱っています。実際にリサイクル工場での取材を通じて、多くの吸殻が搬入されている事実を学び、危険にさらされる作業員の現状を伝えようとしました。審査員からは、ドキュメンタリーとしての価値が高いと評価されました。

新聞広告部門の受賞作品



グランプリ


受賞作品名: 矢印の詐欺師
学校名: 東北芸術工科大学
制作代表者: 須藤丈翔さん

『矢印の詐欺師』は「特殊詐欺」をテーマにしており、広告内で指示が逆を示すことで、誤った情報に惑わされないように警鐘を鳴らしています。審査員からは、この広告が疑似体験を通じて自分の行動を見直すきっかけになると高い評価を受けました。

準グランプリ


受賞作品名: 冷やし中華、つづけます
学校名: 岡山県立大学
制作代表者: 平田理華さん

地球温暖化に対する危機感を表現したこの作品は、季節の変化に対するメッセージを含んでおり、広告としてのユーモアを交えて重いテーマを考えさせる効果があります。審査員からは、身近に潜む問題を気づかせてくれる優れた広告として評価されました。

今後の展望


今回の受賞作品は、2025年7月から1年間の間、BS民放11局で放送され、全国紙5紙にも掲載される予定です。これにより、公共広告の重要性や、若い世代の視点が広く伝わることでしょう。また、他にも特別賞や優秀賞が選ばれ、学生たちの独創的なアイデアが社会にどのように寄与できるかという視点も広げています。

ACジャパンの活動


公益社団法人ACジャパンは、1971年に設立され、公共広告を通じて社会福祉に貢献することを目標としています。会員企業からの支援を受け、広告の無償提供を行いながら、幅広い社会問題に対する意識を向上させる活動を続けています。今後もこのような取り組みによって、より多くの人々が公共広告の意義を理解し、社会への関心を高めることが期待されます。


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ACジャパン
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