パーソルが圧倒的な業務効率化を目指してHubbleに出資

パーソルホールディングスがHubbleに出資

パーソルホールディングス株式会社は、契約業務と管理クラウドサービスを提供する株式会社Hubbleへの出資を発表しました。パーソルグループは「はたらいて、笑おう。」を企業理念に掲げており、この出資もその理念に沿ったものといえるでしょう。

Hubbleとは？

Hubbleが展開している契約業務・管理クラウドサービスは、法務部門だけでなく、組織全体の契約業務を協力して運営することを目指しています。このサービスは、単なる契約管理ツールにとどまらず、データの活用や協業性に強みを持ったプロダクトです。これにより、法務部門はもちろん、他の事業部門ともスムーズに連携できるようになります。

近年、電子契約の普及が進んでいるものの、依然として契約業務や契約データの管理は紙ベースの作業が多く残る現状です。Hubbleはそうした中で業務の効率化を実現し、契約データの適切な管理を通じて法務業務の度合いを高めることを目指しています。

出資の狙い

今回の出資は、パーソルベンチャーパートナーズによって実施されました。パーソルグループは人と組織にかかわる多様な事業を展開しており、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進はその戦略の一環です。特に契約業務の分野は、これからのデジタル技術によって大きな変革が見込まれます。

パーソルはこのサービスを通じて、法務部門との協業を強化し、企業全体の契約業務のDXを実現する考えです。新たなBPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）や人材ニーズが生まれることで、業務の効率化に寄与することでしょう。

Hubbleのビジョン

Hubbleが提供しているサービスは、特に企業の法務部門にとって強力なサポートを提供します。チーム全体での協力を促進することで、個々の作業の効率性を高めるだけでなく、データを効果的に活用できる環境を整えています。

特に、法務部門と他のビジネスユニットとの綿密な連携を実現することが、業務全体の効率を大幅に向上させると期待されています。

Hubbleの社情報

- 社名: 株式会社Hubble
- 所在地: 東京都渋谷区恵比寿西2丁目7番3号いちご恵比寿西ビル5階
- 設立年月日: 2016年
- 主な事業内容: 契約業務・管理クラウドサービス「Hubble」の提供

パーソルホールディングスについて

1973年に創業したパーソルホールディングスは、人材派遣や人材紹介をはじめとする多岐にわたるビジネスを展開しています。2008年には共同持株会社を設立し、2017年には社名を現在の「パーソルホールディングス」に変更しました。

現在、パーソルは東京証券取引所プライム市場に上場しており、2025年3月期には売上収益が1兆4,512億円に達する見込みです。

未来の展望

パーソルグループは、2030年までに「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」という目標を掲げています。Hubbleへの出資を通じて、契約業務のデジタル化を進め、より多くの人が「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会の実現に寄与していくことでしょう。

全体として、この出資はパーソルが未来の働き方を見据え、契約業務のデジタル化を進めるための重要な一歩となります。