日本M&Aセンターがマレーシアでの業務提携を発表
株式会社日本M&Aセンターホールディングス(以下、日本M&Aセンター)は、自社のマレーシア現地法人であるNihon M&A Center Malaysia Sdn. Bhd.が、マレーシアの最大手会計事務所YYC Advisors Sdn Bhdとの業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携に関する覚書(MOU)は2025年7月10日に正式に調印されました。
提携の背景と目的
YYC Advisorsは1974年に設立され、現在約20,000社の顧客を抱えています。1,100名のスタッフが、マレーシア国内の主要都市に11の拠点を持ち、さらにシンガポールにも2つの拠点を展開している大規模な会計事務所です。同事務所では、会計・税務だけでなく、経営アドバイザリー、会社設立、事業承継、人事・給与アウトソーシング、IPO支援、M&A支援など、多岐にわたるサービスを提供しています。この強固なネットワークと専門知識が、今回の提携の重要な基盤となります。
本提携の目的は、YYC Advisorsが持つ中小企業のネットワークと、当社のクロスボーダーM&Aの実績とノウハウを結びつけ、マレーシア国内のM&A案件の創出を促進し、成約支援体制を強化することです。今後は譲渡ニーズを有する中小企業の紹介や、共同でセミナーを開催するなどして、マレーシアにおけるM&Aの普及努力を進めていきます。
マレーシアにおけるM&Aのニーズ
特にマレーシアでは、中華系中小企業の事業承継問題が顕在化しており、後継者不在による廃業リスクが深刻な課題となっています。この事態に対処するため、日本M&AセンターはM&Aを一つの解決策として位置付け、地域経済を支える手段として信頼できるパートナーとの協力を強化していきます。
日本M&Aセンター海外事業部ASEAN統括部長の尾島悠介氏は、「マレーシアは高い経済成長率を維持しており、成長が期待されるハラル市場もあります。コミュニケーションの障壁が少なく、透明性の高い会計制度を持つため、日本企業にとっても非常に魅力的な市場です」と述べています。さらに、現地のM&Aプレイヤーは日本に比べてまだ少なく、日本企業が優良なM&A案件にアクセスできる機会は限られていました。今回の提携により、マレーシアの現地企業との接触が大幅に増加し、より多くの優良案件を日本企業に提供できると期待されています。
Nihon M&A Center Malaysia Sdn. Bhd.の概要
- - 商号: Nihon M&A Center Malaysia Sdn. Bhd.
- - 所在地: Level 31-19, Q Sentral, Jalan Stesen Sentral 2, 50470 Kuala Lumpur, Malaysia
- - 設立: 2021年8月11日
- - 業務開始時期: 2021年12月11日
- - 代表者: 福島裕樹
- - 公式WEB: nihon-ma.com.my
- - 電話番号: +6 03-2276-6767(対応言語:日本語・英語・マレー語・中国語)
お問い合わせは、公式WEBから可能です。
日本M&Aセンターホールディングスの情報
- - 会社名: 株式会社日本M&Aセンターホールディングス
- - 本社所在地: 東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 鉃鋼ビルディング24階
- - 設立: 1991年4月
- - 拠点: 東京、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌、沖縄、シンガポール、インドネシア、ベトナム、マレーシア、タイ
この提携により、日本M&Aセンターが持つ豊富なノウハウとYYC Advisorsの地元での信頼性を活かし、マレーシアのM&A市場における機会を広げていくことが期待されています。