「第15回花王国際こども環境絵画コンテスト」:受賞者とその魅力
2023年、花王株式会社が主催する「第15回花王国際こども環境絵画コンテスト」において、受賞者と受賞作品が決定しました。今年のテーマは「サステナブルな環境をみんなでつくろう!」。世界各国から応募された作品は過去最高の16,639点に達し、特に印象的なのは、参加者たちの未来に対する想いが色鮮やかに表現されていることです。
コンテストの背景と目的
このコンテストは、2010年から始まり、子どもたちが「地球の環境についてどう感じているか」を絵を通じて表現する場を提供しています。花王側は、応募された作品を通じて、経験豊かな親としての視点からもサステナブルな思考を広めたいと願っています。また、受賞作品は多くの人の心に感動を与え、環境問題を考えるきっかけとなることを目指しています。
加えて、今年から「子どもたちの想いをカタチにする」寄付活動もスタートしました。この取り組みでは、各応募作品に対して50円が環境活動団体へ寄付され、寄付先は応募者自身が選ぶことができます。今年の寄付金額は831,950円となり、対象となる団体には世界自然保護基金、オイスカ・インターナショナル、PIRIKAが含まれています。
受賞者の紹介
「花王Kirei大賞」を受賞したのは、タイの8歳のJinatta Banjongpisanさんの作品「都市の湿地」です。この作品は、当該テーマに対する独自の視点を持ち、多くの同世代と共感を呼びました。また、特別賞に選ばれた作品も多く、ウクライナや日本など各国の子どもたちからの強いメッセージが込められています。各受賞者を以下にご紹介します。
Arsen Lashchuk(10歳・ウクライナ)「生命の木」
Funsiri Noratad(14歳・タイ)「森を祝う儀式」
Hayato Niino(9歳・日本)「ふっかつしたチョウチョ」
Mei Otake(14歳・日本)「Heading into the future(未来に向かって)」
Rahma Nabila Zahrani(11歳・インドネシア)「サステナブルな暮らしの木」
この年の受賞作品は、いずれも子どもたちの未来を見据えた深い意味を持っており、審査員たちもそのクオリティに驚かされたとのことです。
表彰式と今後の展望
表彰式は2024年12月にオンライン形式で開催される予定です。花王は、今後も子どもたちが描くサステナブルな未来の実現に向けて積極的に活動を続けていく方針です。コンテストを通じて、次世代を担う子どもたちの環境意識を育むとともに、地球の未来への取り組みを広められるよう努力してまいります。
まとめ
「第15回花王国際こども環境絵画コンテスト」は、多くの国から応募があり、多様な視点で描かれた作品が揃ったことで、サステナブルな環境を考える良い機会になりました。受賞作品は、花王国際こども環境絵画スペシャルサイトにて近日公開される予定です。是非、これらの作品に触れ、未来に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。