宇宙輸送の可能性を広げるシリウス テクノロジーズ
近年、宇宙産業は急速に進化を遂げています。日本の宇宙輸送スタートアップ、シリウス テクノロジーズ(Sirius Technologies, Inc.)は、米国法人としての位置付けを強化し、宇宙アクセスを日常化するための取り組みを進めています。
新たに「打上げ総責任者」に任命されたFrederic B. Moreno氏は、NASAのジョンソン宇宙センターでの豊富な経験を持つ宇宙業界のベテランです。彼は再使用ロケットASCAシリーズの米国での打上げ試験を成功に導くために尽力することになります。Moreno氏はBlue Originでの打上げやエンジン試験に関与した経歴があり、世界初の商業用宇宙港であるSpaceport Americaでの職務も経験しています。彼の専門知識が、シリウス テクノロジーズの今後の挑戦を支える重要な要素となるでしょう。
Moreno氏の期待
Moreno氏は、自身のキャリアの中で日本の製造業の優れた技術力とアメリカの最先端の試験インフラストラクチャーが融合することに大きな期待を寄せています。「毎日、人や貨物が宇宙に届けられる世界の実現に向けて貢献できることを楽しみにしています」と、彼は語っています。このビジョンの実現に向けた彼のリーダーシップは、宇宙産業の発展にとって欠かせないものとなるでしょう。
CEOのコメント
シリウス テクノロジーズのCEO、嶋田敬一郎氏は、Moreno氏を新たな打上げ総責任者に迎えることについて「高リスクな環境での豊富な経験を持ち、彼はこの役職にぴったりの人材です。彼のリーダーシップが、急速に進化する宇宙探査の分野で当社が革新を続け、業務の最適化、さらには新たな安全基準の設定に貢献するものと期待しています」と述べています。彼の指導が2040年までに宇宙をすべての人が利用できるようにするという企業の使命の達成を後押しすることは間違いありません。
パートナーシップの強化
さらに、シリウス テクノロジーズは、2024年から米国コロラド州のUrsa Major社と新たに協業を開始しました。これにより、再使用ロケットの開発を加速し、早ければ2025年末には打上げ試験を予定しています。Moreno氏のリーダーシップは、関係者間の調整役としても重要な役割を果たすでしょう。
シリウス テクノロジーズについて
シリウス テクノロジーズは、2024年に創業し、アメリカでの技術開発を行う企業です。日本製の再使用型ロケットASCAシリーズの開発と試験打ち上げに注力し、日米の宇宙産業における協力を推進しています。
また、シリウス テクノロジーズでは新たな人材の採用を進めており、宇宙に挑戦したい人を募っています。興味がある方はぜひ採用ページを確認してみてください!
宇宙旅行の予約も受付中
さらに、宇宙旅行の先行申込を受け付けており、未来の宇宙旅行に参加するチャンスも広がっています。詳細は公式サイトをご覧ください。
これからの宇宙輸送の進展に注目が集まる中、シリウス テクノロジーズの今後の展開に期待が寄せられています。