吉兆堂とDrogovitaが業務提携
株式会社吉兆堂(兵庫県神戸市)は、2022年5月26日付でスイスの製薬会社Drogovita Holding GmbHとの業務提携を発表しました。この提携により、吉兆堂は純スイス産のCBDを日本国内に輸入することができるようになります。これにより、日本の消費者に対して、より高品質なCBD製品を提供することが可能となります。
業務提携の背景
スイスでは、CBDの製造とヘンプの栽培が広く行われており、Drogovitaはその分野で大きなシェアを誇る企業です。Drogovitaは、スイス国内の代表的な農場であるルティスハウザー(Rutishauser AG)と密接に連携し、厳格な品質管理のもとでヘンプを栽培しています。このヘンプから生産されたCBDは、スイス国内の薬局だけでなく、ヨーロッパ全土で多くの顧客に利用されています。
吉兆堂は今回の提携により、規制を遵守しながら、安定した水準の高いスイス産CBDを日本市場に供給するラインを確立しました。さらに、RutishauserはBio SuisseとSwiss GAPの認証を有しており、高い品質が保たれています。また、Drogovita内で製造されるCBD原料は、スイス国内でのGMP認定も受けています。
吉兆堂の代表からのメッセージ
株式会社吉兆堂の代表取締役であるミュラーアレキサンダー丈嗣氏は、「Soil to oil」を企業理念に掲げ、原材料の選定から製品化に至るまで全工程を厳格に管理し、吉兆堂独自の提携工場を通じて最高の品質を提供することに注力しています。
「私たちはCBDが日常生活において心身の健康を支える力を持っていると確信しており、私たちのCBD事業はその理念に基づいて発展していくでしょう」とミュラー氏は述べています。
各社の概要
株式会社吉兆堂
- - 代表取締役: ミュラーアレキサンダー丈嗣
- - 創業: 1923年(大正12年)
- - URL: www.kitchodo.com/cbd
- - 事業内容: CBD製品、繊維品の防虫剤、匂い袋の製造・販売
Drogovita Holding GmbH
- - CEO: Marcel Breu
- - 創業: 1942年
- - URL: www.drogovita.ch
- - 事業内容: 健康食品および代替医薬品の製造・販売
Rutishauser AG
この提携によって、日本のCBD市場に新たな風が吹き込みそうです。今後、吉兆堂の提供する製品がどのように展開されていくのか、注目が集まります。