隠れジミ注意報!UV対策
2024-07-19 11:42:58

隠れジミ注意報!曇りでも油断できない?都内UVスポットランキングでわかる紫外線対策

曇りでも油断禁物!知らないうちに隠れジミが!?UVスポットランキング



「紫外線」といえば、晴れた日差しを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかし、曇りや雨の日でも、実は十分に紫外線を浴びていることをご存知ですか?

気象庁によると、快晴時の紫外線量を100%とすると、薄曇りや曇りの日は約60%、雨の日は約30%の紫外線量になるそうです。曇りでも快晴時と比べると紫外線量は少ないものの、可視光に比べて減少量が少なく、雲の間から太陽が出ている場合は、雲からの散乱光が加わることで、快晴時よりも強い紫外線が観測されることもあります。

さらに、地上に届く紫外線には、日焼けに大きく関わるUVBと、肌の奥の真皮にじわじわと作用するUVAの2種類があります。UVBは日照時間が長い夏に高くなりますが、UVAは年中高いため、日差しが弱くても油断していると、知らないうちにUVAを浴びてしまい、肌への悪影響が懸念されます。

隠れジミの原因となるUVA、あなたは大丈夫?



紫外線を浴びると、肌の中で活性酸素が発生し、肌の奥にあるメラノサイトという細胞が、シミの原因となるメラニンを作り出します。この肌の奥に潜むメラニンこそが「隠れジミ」と呼ばれ、いずれ肌の表面に現れてシミになる可能性があるのです。

特に、紫外線を多く浴びている人ほど、肌の内側にシミ予備軍となる隠れジミが増えてしまいます。目に見えるシミはまだなくても、知らないうちに隠れジミが蓄積されているかもしれません。

都内での検証結果からわかった!隠れジミを作りやすいUVスポットランキング



そこで今回は、日常生活でどれだけ紫外線を浴びているのか、場所や天候によってどう異なるのかを検証するため、都内5ヶ所で「照度」と「UVA」の値を測定しました。

検証方法

晴れ・曇りの日それぞれで「照度」と「UVA」の値を計測
計測場所:代々木公園(日なた/木陰)、明治神宮池のほとり(日なた/日傘あり)、原宿駅ホーム(日なた/日陰)、渋谷駅ハチ公前(日なた/日傘あり)、スクランブル交差点の信号待ち(日なた/日傘あり)、車の助手席(窓を開けた状態)、オフィスの窓際席
計測時間:太陽が高い位置にある11時~14時
計測方法:30秒ごとに3回計測した平均値を結果として集計
計測日:5月31日(曇り)、6月5日(晴れ)

検証結果

場所 晴れ時のUVA値 曇り時のUVA値 UVA減少率 備考

-------

明治神宮池のほとり(日なた)

代々木公園(日なた)

スクランブル交差点の信号待ち(日なた)

原宿駅ホーム(日なた)

渋谷駅ハチ公前(日なた)

車の助手席(窓を開けた状態)

オフィスの窓際席


※詳細な調査結果データが必要な方は、お問い合わせください。

今回の検証結果から、晴れから曇りに変わった際、照度は4~5割減少する場所が多い一方で、UVAは2~3割の減少率にとどまりました。また、一般的にUVAはUVBの30倍の強度と言われています。

つまり、曇りだからといって油断していると、思っている以上にUVAを浴びてしまい、隠れジミができてしまう可能性があるのです。

専門家からのアドバイス!日傘だけでは不十分?



今回の検証実験では、池のほとり(日なた)> 代々木公園(日なた)> スクランブル交差点の信号待ち(日なた)の順に、UVAが強いという結果が出ました。

国立環境研究所 地球システム領域(気候モデリング・解析研究室)/特命研究員の中島英彰教授によると、「UVAは、一般的にUVBの30倍の強度と言われています。影響スピードが遅いため、一見すると肌へのダメージはわかりづらいですが、だからこそ意識して対策する必要があります。今回の検証実験では、天候の変化や陰による各数値の変化に着目すると、UVAの減少率は照度の減少率に比べるとあまり大きくないことがわかります。目に見える明るさとリンクしていないため、油断するとうっかりUVAを浴びてしまう可能性が高くなります。」とのことです。

また、「大きな木の木陰や駅のホームでは、照度がある程度あるにも関わらず、UVAをカットできていました。日傘の下よりも、木陰のほうがUVAの遮蔽効果は大きいのは、UV光線は空気分子によって方向を曲げられるため、日傘の横からも差し込んでくるのに対し、大きな樹の下では回り込む距離が大きいため弱まるのだと考えられます。」とも説明しています。

日傘だけでは紫外線ダメージを防ぎ切ることが難しいため、回り込む光を防ぐには、日焼け止めに加えフェイスカバーマスクも効果的です。しかし、夏は息苦しかったり、こまめに着用が難しい場合もあるため、紫外線を浴びてしまった後のケアでフォローすることも重要です。

タクシーの窓はUVAの遮蔽効果が高く、計測時に0となっていました。UVカット効果の高いガラスが使用された車を利用することも効果的です。紫外線量は年々強まっていますので、防ぐケアと浴びてしまった後のケアを行い、紫外線ダメージを軽減していくのが良いでしょう。

隠れジミを防ぐには?食事や睡眠など、生活習慣を見直そう!



地面などに反射して届く反射光にも紫外線は含まれ、日陰でも直射光の50%程度の影響を受けます。紫外線は横からも差し込んでくるため、日傘やサングラスなどで防御するほか、食事や睡眠など抗酸化を意識した生活を心がけることをおすすめします。

隠れジミ予防に効果的な成分「β-カロテン」



浴びてしまった紫外線をケアするには、インナーケアも重要です。隠れジミ予防に効果が期待できる成分として注目されているのが、「β-カロテン」です。

β-カロテンは、野菜や果物に含まれるカロテノイドの一種で、体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用や免疫力向上作用などが期待できます。

【数値で見る、β-カロテンの隠れジミ効果】

にんじんを主とした野菜・果実ミックスジュースを毎日200ml、8週間飲み続けたグループと、同量の水を飲み続けたグループの隠れジミスコアを比較したところ、野菜・果実ミックスジュースを飲んだグループは、水を飲んだグループに比べて、1カ月で隠れジミスコアが改善したという結果が出ています。また、血中のβ-カロテン濃度が高い人ほど、隠れジミスコアが改善する傾向もみられました。

β-カロテンを効率的に摂取するには?



β-カロテンは、ジュースに加工した方が約1.5倍も吸収率が高まることがわかっています。生野菜よりも野菜ジュースのほうが、栄養吸収率が高まるのは、野菜などの植物細胞には、肉・魚などの動物細胞にはない頑固な細胞壁があるためです。

野菜からのβ-カロテンの栄養吸収率を高めるには、野菜を加熱、すりつぶす等で細胞壁を壊すことが重要です。

β-カロテンがたっぷり!簡単レシピ



料理研究家 松本ゆうみ先生考案の「にんじんパワースムージー」のレシピをご紹介します。

【作り方】

1. ミキサーにヨーグルト、ひと口大に切ったにんじん、パプリカ(ヘタを取り除いたミニトマト)、レモン汁、はちみつを加え、形がなくなるまで撹拌する。
2. オリーブ油を加えて混ぜる。

【材料】(300ml)

にんじん:小1本(正味110g)
赤パプリカ:1/4個(正味40g)
ミニトマト:6個(正味60g)
レモン汁:小さじ1/3
はちみつ:お好みで小さじ2~3
ヨーグルト(無糖):120g
仕上げオリーブオイル:少々

※パプリカの皮はお好みで湯剥きをしても大丈夫です。
※本レシピは、はちみつを使用していますので、満1歳未満の乳児には食べさせないでください。

この夏は、にんじんスムージーを飲んで、インナーケアの習慣化を目指しましょう!



画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
カゴメ株式会社
住所
東京都中央区日本橋浜町3丁目21番1号 日本橋浜町Fタワー
電話番号
03-5623-8501

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 紫外線 隠れジミ UV対策

Wiki3: 東京都 紫外線 隠れジミ UV対策

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。