大阪堺の電動アシスト自転車ブランドが新たな挑戦
大阪堺市を拠点にする自転車ブランド、「PELTECH」が新製品「TDN-207Lplus+」を発売しました。このモデルは、電動アシスト自転車が日常の移動手段として一般的になりつつある中で、コストパフォーマンスに優れた製品として注目を集めています。
TDN-207Lplus+の特徴
新モデル「TDN-207Lplus+」は、従来の定番車種をベースに特に強化した点が特徴です。前カゴには、耐久性に優れた樹脂製のカゴが採用されており、錆の心配がありません。さらに、取っ手付きサドルが付いていることで、駐輪時のスタンド操作も簡便となりました。そのため、利便性に優れた設計となっており、子どもを前後に乗せるシートを用意することで、ファミリー層にもおすすめです。
- - モデル名: TDN-207Lplus+
- - 変速機: シマノ製内装3段
- - 全長: 1880mm
- - 全幅: 580mm
- - 重量: 約26kg
- - サドル高さ: 750mm〜900mm
- - タイヤサイズ: 20x2.125(in)
- - カラー展開: マットブラック、マットカーキ、ブルーグレイ
- - ライト: 4灯LEDバッテリーライト
- - バッテリー: 8.0Ahまたは12.0Ahリチウムイオンバッテリー
- - 最大走行距離: エコモード時に約42km(8.0Ahモデル)または約57km(12.0Ahモデル)
- - 小売価格: 8Ahバッテリーモデル89,800円(税込)、12Ahバッテリーモデル104,800円(税込)
このように、PELTECHは利便性とコストパフォーマンスの向上を目指し、製品の改良を続けています。
ブランドの背景
PELTECHは、2011年に設立されたブランドで、代表取締役の園田氏の父も自転車製造に携わっていたバックグラウンドが影響しているといいます。設立当初、自転車市場は大手メーカーが主導する中で、PELTECHは「低価格・高品質」を掲げ、特に電動アシスト自転車に焦点を当てて事業を展開してきました。
市場において、PELTECHはOEM品の販売からスタートし、徐々に自社製品の開発・販売を進めていきました。2018年には自社製ブランド「PELTECH」を立ち上げ、市場競争が激しい中で成功を収めています。
直販モデルへの移行
PELTECHは、多くの自転車メーカーとは異なり、直接販売のスタイルを貫いています。一般的には卸売業者や小売店を介して販売される自転車ですが、PELTECHはオンラインストアをはじめとした独自のルートを確保し、お客さまと直に接点を持つことで、安価な価格設定を実現しています。これにより2022年には年間で1万5,000台以上の販売を達成しました。
さらに、ヤマト運輸と提携し、延長保証や訪問修理サービスなどのサポート体制も整えています。これにより、顧客が安心して電動アシスト自転車を利用できるような環境づくりを進めています。
まとめ
自転車のまち大阪堺から生まれたPELTECHの「TDN-207Lplus+」は、交通手段としてのニーズを満たすだけでなく、ファミリーでの利用にも適した設計が施されています。コストパフォーマンスに優れながら、品質にも配慮されたこの新製品は、今後の電動アシスト自転車市場において、大きな存在感を示すことでしょう。