広島県広島市では、母子モ株式会社が提供するデジタル子育て支援サービス『子育てDX』の「質問票サービス」が導入され、2023年4月1日より運用が始まりました。この取り組みは、妊婦さんがより便利に妊娠届をアプリから申請できるもので、子育て家庭の負担を軽減し、支援の質を向上させることが目的です。
広島市は、すべてのこどもや若者を支え、子育てに優しいまちを目指しています。これに沿って、母子保健分野における手続きのデジタル化を進めており、母子手帳アプリ『母子モ』を2018年から提供しています。このアプリには、妊産婦や子どもの健康情報の記録、予防接種のスケジュール管理、育児アドバイスなどが盛り込まれています。
新たに導入された「質問票サービス」を利用することで、妊婦はアプリを通していつでも、どこからでも妊娠届の事前申請が可能になります。これまで、妊婦が役所へ行き、長時間の待機を強いられることが負担でしたが、デジタルサービスの導入によって、このプロセスが大幅に改善されることが期待されています。また、アプリを通じた申請により、職員も妊婦の状況を把握しやすくなり、手続きの効率が向上します。
さらに、紙での申請書類の処理による職員の負担を軽減するため、デジタル申請に切り替えることは、バックオフィス業務を効率化するだけでなく、職員がより多くの時間を子育て支援に充てられる環境を作り出します。
今後、母子モ株式会社は、2030年までに妊娠から子育て期に必要な情報を届け、保護者や自治体、医療機関の手間を減らすことを目標に掲げています。様々な子育て関連事業のDX推進を通じて、保護者の不安や負担を軽減し、安全で簡便な子育て社会を地域と共に創造することを目指しています。
市民に優しい子育て支援を実現するため、広島市は『子育てDX』を導入し、無料で利用できる『母子手帳アプリ』とともに、利用者のニーズに応える取り組みを進めていきます。アプリを利用した手続きによって、育児をする家庭がより快適な環境を享受できるよう努めています。
サービス内容
- - 母子手帳アプリ『母子モ』 には、健康データの管理、予防接種のスケジュール提供、育児アドバイス、家族間の共有機能などが充実しており、忙しい親をサポートします。
- - 『子育てDX』 は、自治体の子育て事業のデジタル化を支援するプログラムで、妊娠届出のオンライン提出や乳幼児健診の手続きデジタル化を行い、より便利な子育て環境を作ります。
アクセス方法
- - 母子手帳アプリ『母子モ』: App StoreまたはGoogle Playで『母子モ』と検索。
- - 『子育てDX』: https://www.mchh.jp/boshimo-kosodatedx にアクセス。
利用可能な機能は自治体によって異なるため、詳細は公式HPを参照してください。