女性の視点で未来を創る！大経大の3世代女性活躍プロジェクトが始動

大経大発！女性の力で社会を変える

大阪経済大学（通称：大経大）が中心となり展開する「3世代女性活躍プロジェクト」は、女性ならではの視点とアイデアを駆使し、企業の現実的な課題解決に挑む非常にユニークな試みです。このプロジェクトは、現在の女子大生である「経大女子」、ファッションやトレンドに敏感な女子高生、そして企業や社会で活躍する大経大卒業生たちがチームを組み、共に創造的なアイデアを生み出すことで、て齢を超えた連携の重要性を示しています。

商品開発アイデアコンペティションでの活躍

最近のプロジェクトの一環として開催された「商品開発アイデア公開コンペティション」では、株式会社オカムラに協力し、デンタルフロスに関するアイデアが競い合われました。参加したのは、AチームとBチームの二つで、それぞれが約10分間のプレゼンテーションを行いました。

Aチームは、20代女性派遣社員をターゲットにした商品アイデアを提案。「口臭度チェックができる商品」、そして「口臭予防ができるマスク」という新しい形のオーラルケア商品が登場しましたが、中でも注目を集めたのが「ホワイトニングができる歯パック」です。このアイデアは、デンタルフロスの枠を超えたもので、実用性と市場のニーズに応えた商品として高く評価されました。

対するBチームは、家族をターゲットにした“生活改善フロス”。家族に用いるデンタルフロスの使用率が高い40～50代主婦を意識し、ママ用の「ダイエットフロス」、パパ用の「禁煙フロス」、そして受験生向けの「強メンソールフロス」を提案しました。両チームとも、競争は非常に高かったもののAチームが見事に勝利を収めました。

高い評価を得たAチームのアイデア

その結果を受けて、株式会社オカムラの専務取締役である岡村謙太朗氏は、両チームのプレゼンテーションを称賛。「どちらのチームも非常に素晴らしいアイデアで、特にAチームの『歯パック』は実現性が高く、需要も見込める」と述べ、今後本格的な商品化を進める意向を示しました。

この競技で優勝を果たしたチームリーダーの増田麻央さんは、「多様な世代の方と出会えたのは素晴らしい経験で、自分の知識が広がるきっかけともなりました。最初は課題に直面することもありましたが、最終的には最高のプレゼンを発表できたことが本当に嬉しいです」と喜びの声を伝えました。

今後への期待と活動経過

このプロジェクトは、ただ単に商品を生み出すだけでなく、学生たちに貴重な学びを与えています。過去数ヶ月にわたって行われた活動では、消費者調査、業界の動向分析、そして継続的なプレゼンテーションの準備が進められました。このような過程を経て、学生たちは多面的な視点から社会の問題点を理解し、自らの意見を展開する力を養ってきたのです。

大経大では、毎年開催される「ZEMI-1グランプリ」がこの活動の一環として位置付けられており、学生主導で行われるこの大会は、着実に名物となってきています。参加チームは継続的な努力を続け、上位入賞チームには日経BP主催の「西日本インカレ」への出場権も与えられることから、学生たちのモチベーションは高まる一方です。