京都橘大学の卒業生と教員が贈る「チーム医療」動画の魅力

京都橘大学が「チーム医療」をテーマにした動画を制作

京都橘大学（京都市山科区）は、医療現場における「チーム医療」というコンセプトを広めるために、特別な動画コンテンツを発表しました。この動画は、医療従事者としての進路選択に悩む高校生たちに向け、チーム医療の重要性や実際の働き方を理解してもらうことを目的としています。特に、医療系学科の教員が医療面での監修や企画、シナリオの作成、演出などを手掛け、実際に出演する医療専門家も全員が同大学の卒業生や教員です。こうした取り組みを通じて、大学が医療教育の現場にどのように寄与しているかを知ることができます。

「たちばなチーム医療科目群」の導入

京都橘大学では、看護や理学療法、作業療法、救急救命、臨床検査の5つの医療系学科が連携した「たちばなチーム医療科目群」を実施しています。これにより、在学中から学生はチーム医療の重要性を学び、専門職間の横断的な連携がどのように成り立つかを実体験できる機会が提供されています。医療がますます高度化する今日、チーム医療の考え方は現代医療において不可欠な要素とされています。

動画内容の詳細

本動画の内容は、交通事故に遭った学生が救急搬送されるところから始まります。初期の救急対応や、病院内での医療チームの連携、さらに治療を経て日常生活に戻るまでの流れが描かれ、リアルな医療の最前線を感じさせます。さまざまな専門職が協力し、人命を救うための使命感をもって活動する様子が生き生きと映し出されています。

具体的には、初めに救急救命士が事故現場での初期対応を行い、その後、医師や看護師と連携しながら治療を進めていきます。また、臨床工学技士が高度な医療処置を実施し、理学療法士と作業療法士がリハビリを担当する場面にも注目が集まります。このように、多職種がそれぞれの専門的スキルを駆使し、チームとして患者ケアにあたる姿を通じて、医療職の魅力やダイナミズムを視聴者に伝えています。