アクティブな社会貢献、アクセルアフリカの新たな挑戦
株式会社アクセルアフリカ(香川県、代表取締役:横山裕司)は、2025年5月に、ケニアに拠点を置くIT教育支援の団体「Power Learn Project(PLP)」に、再利用可能なパソコンを7台寄贈しました。この取り組みは、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(パナソニックIS)やNPO法人Class for Everyoneとの協力によって実現されたものです。
教育資源格差への対策
寄贈されたパソコンは、アフリカの若者たちにテクノロジーを通じた新たな学びの機会を提供することを目的としており、教育資源へのアクセス格差を解消する重要なステップです。再利用されたIT資産を用いることで、企業の資産を社会貢献活動に生かす新たなモデルが作り出され、教育環境の改善に寄与しています。
パソコン寄贈のプロセス
このプロジェクトでは、パナソニックISの従業員による丁寧な再整備が行われ、円滑な寄贈が可能となりました。これにより、セキュリティ対策が講じられた安心な環境で、再利用されることが確保されました。さらに、JICA経験を持つボランティアが参加し、再生可能なIT資産の有効活用についてのノウハウが活かされています。
PLPの取り組みと成果
Power Learn Project(PLP)は、アフリカの若者たちにIT技術やプログラミングを教えることに特化した組織です。16週間の集中的な講座「#1MillionDevs4Africa」を通じて、プログラミングやスタートアップ構築に必要なスキルを教えています。これまでに14,000人以上が同プログラムを卒業し、その中には4,321人の女性も含まれています。スタートアップ支援の実績も300社を超え、アフリカ全土で30,000人以上のコミュニティを構築しています。
現地支援とさらなる取り組み
寄贈されたパソコンは、PLPの教育カリキュラムに沿った形で活用され、将来的には難民キャンプへの設置も検討されています。パソコンを通じた学びの機会は、若者にとって将来の選択肢を広げる貴重な資源となることでしょう。アクセルアフリカは、単に寄贈するだけでなく、設置支援や活用状況のモニタリング、教育成果の評価を行い、持続的なフォローアップを実施することで最大の効果を目指しています。
パートナーシップの重要性
この取り組みを通じて、アクセルアフリカは再利用可能な資源と教育支援を結びつけるモデルを確立したいと考えており、今後もパナソニックISやClass for Everyoneとの協力関係を深めながら、アフリカの若者たちに学びの機会と挑戦の場を提供し続けます。さらには、日本企業とのパートナーシップを積極的に募り、IT機器の寄贈や教育支援、プログラム開発などの協力を歓迎しています。
企業情報
株式会社アクセルアフリカは、「日本とアフリカ諸国をつなぎ、社会問題解決型ビジネスを共創することでアフリカの持続可能な成長に貢献する」というビジョンのもと、アフリカ進出を希望する日本企業に対して様々な支援を行っています。ケニアを拠点として、アフリカ市場の調査や現地視察、事業開発の支援などを展開しており、今後も地域における持続可能な発展を目指して活動していく方針です。