渋谷ヒカリエで未来の海を考えるイベント開催！サステナブル漁業を訪ねて

渋谷ヒカリエでサステナブルな漁業の未来を考える

2025年の8月23日から31日にかけて、渋谷ヒカリエの8階で「ウミと、ヒトと。-海と暮らす、人の工夫-」というテーマのもと、サステナブルな漁業を目指す漁師たちの取り組みを紹介する展示イベントが開催されます。本イベントでは、全国各地の漁師たちがどのように豊かな海を未来に残すために努力しているのかを映像や音、解説を交して紹介し、入場は無料となっています。

変わりゆく日本の海

近年、日本の沿岸では海水温の上昇や海藻が育つ藻場の減少、生物多様性や魚の資源量の減少といった問題が顕在化しています。これに対して、漁師たちはどのような具体的なアクションを起こしているのか、本展示を通じてそのヒントを探ります。特に「サステナブルなシーフードとは何か？」という問いをもとに、漁業と地域の共存を目指す様々な取り組みが取り上げられます。

トークセッションで現場の声を聴こう

初日の8月23日には、UMITO Partnersの代表である村上春二氏と、KURKKU FIELDSの佐藤剛氏によるトークセッションも行われます。テーマは「サステナブルなシーフードを選ぶ理由」で、漁業の現状や持続可能なシーフードに関する取り組みなど、専門的な視点から理解を深める貴重な機会です。セッションは有料予約制で整理券が必要ですが、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

具体的な取り組み事例

本展示では、具体的に五つの地域の漁業の実践が取り上げられています。たとえば、北海道の苫前町では伝統的な漁法「樽流し漁」を用いてミズダコの資源を守る取り組みがされています。また、岡山・邑久町では、サステナブルな養殖による牡蠣の生産と藻場の再生が行われています。これらの取り組みを通じて、海の恵みを守ることの重要性が伝えられます。

企業の背景

本イベントを主催する株式会社UMITO Partnersは、海と人との持続可能な関係を目指し、多様な取り組みを展開しています。代表の村上氏は、フリーライターとして活動した後、国際環境NGOやサステナブルシーフード関連の企業での経験を経て、UMITO Partnersを設立しました。協力者として参加するP.O.S.T studioは、食をテーマに持続可能な社会を目指すクリエイティブスタジオです。

今後の海の未来に対して、私たち一人ひとりが考えるべき時が来ています。本展示が多くの人に影響を与え、アクションにつながることを期待しています。ぜひ、渋谷ヒカリエでのイベントに足を運んでみてください。