茨城のLIGHTz、オムロンと共に新たな資金調達を実現

株式会社LIGHTzが資金調達を完了

茨城県つくば市に拠点を置く株式会社LIGHTzが、プレシリーズBラウンドでオムロンベンチャーズ株式会社から資金調達を行ったことを発表しました。これにより、同社は製造業における技術継承の課題解決に向けたAIソリューションの発展をさらに加速させることを目指しています。

資金調達の背景

少子高齢化の進展に伴い、製造現場における熟練技術者の減少が顕著になってきています。その結果、知識や技術の継承が喫緊の課題となり、AIを駆使したソリューションへの需要が急増しています。LIGHTzは、そんな現状を鑑みて独自の「汎知化®」技術と「BrainModel®」テクノロジーを開発し、製造業向けに特化したAIソリューションを提供している企業です。

今回の資金調達は、オムロンベンチャーズとオムロンの各事業部門との協業検討を経て実現しました。LIGHTzは「人の思考のAI化、ヒューマン・イン・ザ・ループでの最適AIの実現」を目指し、製造現場のデジタルトランスフォーメーションを加速させる計画です。

資金の使途

調達した資金は、以下の三つの分野に戦略的に投資されます。

1. 技術開発の加速: 「汎知化®」技術の高度化と「BrainModel®」テクノロジーの新機能開発、特に現場データの自動収集・分析機能の強化。
2. 人材の獲得: AIエンジニアや製造業コンサルタントを積極的に採用し、組織の強化を図ります。
3. 市場展開の推進: 国内外市場への展開促進とパートナーシップ構築、顧客導入支援体制の拡充に努めます。