FSCの30年と未来
2024-12-06 13:07:29

FSC 30周年記念フォーラムが示す持続可能な未来への道

FSC 30周年記念フォーラムの開催



2023年11月29日、東京・永田町の星陵会館で、FSC(森林管理協議会)の30周年を祝う記念フォーラム「30 Years of FSC: Driving Sustainable Impact in Japan and Beyond」が開催されました。約300名が参加したこのイベントでは、FSCの30年にわたる歴史を振り返り、カーボンニュートラルやネイチャーポジティブに向けたFSC認証のさらなる普及について語られました。

開会の挨拶と基調講演



フォーラムは、FSC国際事務局特使であるキム・カールステンセン氏とFSCジャパン代表の太田猛彦氏の開会挨拶から始まりました。続いて、林野庁長官の青山豊久氏、環境省自然環境局長の植田明浩氏らが来賓挨拶を行いました。基調講演ではFSC国際事務局初代事務局長のティモシー・シノット氏がビデオメッセージを通じてFSCの設立当時の背景を紹介しました。

座談会での討議



フォーラムの後半では、2つの座談会が行われました。一つ目の座談会は「紙業界が支えたFSC認証のこれまでとこれから」と題され、業界の専門家たちがFSC認証の成果と今後の展望について意見を交わしました。

ファシリテーターの山口真奈美氏(一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会代表理事)を中心に、王子マネジメントオフィスの山本宏美氏、日本マクドナルドの飯澤雄三氏、WWFジャパンの古澤千明氏が登壇し、紙業界でのFSC認証普及の進展と課題について語りました。特に、FSC認証の価値やそれがもたらした変化について具体的な事例を交えながら話し合われました。

二つ目の座談会「FSC認証の価値」では、FSCジャパン事務局長の西原智昭氏がファシリテーターを務めました。キム・カールステンセン氏、速水林業の速水亨氏、東京大学名誉教授の白石則彦氏が話し合い、FSC認証が林業者に与えた影響と今後の可能性について意見が交わされました。

音楽と未来宣言



フォーラムの締めくくりとして、宮本卯之助商店によるFSC認証を受けた和太鼓の演奏が行われ、参加者はその力強い音色に魅了されました。最後に、WWFジャパンの相馬真紀子氏からFSC認証のさらなる普及と社会の持続可能性への貢献についての未来宣言が行われ、参加者に新しい取り組みへの期待を促しました。

独自性のある記念誌



今回の記念フォーラムに合わせて、FSCの設立当初から関わってきた41名の方々の経験や知見をまとめた記念誌も発行され、参加者に配布されました。この記念誌は後日、FSCジャパンの公式ウェブサイトに掲載される予定です。

今後の展望



FSCジャパンは、これからもFSC認証の価値を広めるための活動を積極的に行い、持続可能な社会の実現に向けた新たな取り組みを進めていく所存です。参加者からは、「FSC設立当初の背景を知る貴重な機会だった」や「FSC認証の価値を再認識し、森林管理に対する関心が高まった」といった感想が寄せられました。これからのFSCの活動が、社会における環境保全の重要性をさらに高めることを期待したいと思います。


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