2025年シーズンのエンジニア選手権CoREが、よりスリリングで戦略的な内容に生まれ変わりました。この大会は、次世代のエンジニアを育成することを目的としており、大型ロボットを使ったバトルを通じて、参加者が実践的なスキルを習得できるよう設計されています。
CoREの特徴的なポイントは、フライングディスクを使ったロボット同士の対戦です。競技に参加する選手は、ロボットを直接操るのではなく、ロボットに設置されたカメラの映像を通じて遠隔操作を行います。これにより、一人称視点での操縦が実現するため、より緊張感あふれる試合が展開されます。
2025シーズンでは、新たに「ビルダー」と「ストライダー」のロボットが追加され、チームの戦略性が一段と高まりました。
- - ビルダー: フィールド上のブロックを移動させ、戦略的な防御陣地を構築する役割を担います。
- - ストライダー: 四脚歩行を駆使することで、障害物を乗り越えつつ、味方の能力を高める支援ができる特別なロボットです。
この新しいロボットたちの登場により、戦略がより豊富になり、個々のプレイヤーが持ち寄るアイデアが試合に直接影響を与える枠組みが強化されます。
また、競技方式も進化しました。敗れたチームが勝者に加わり、同盟を形成して次の試合に挑む形式を採用することで、協力と戦略が不可欠になります。チーム内だけでなく、チーム間の連携が勝敗を分ける大きな要素となります。
2025シーズンでは、1部リーグと2部リーグに分かれ、多くのチームが参加しやすい環境が整えられました。2部リーグでは、参加チーム数を柔軟に受け入れ、選手権日程が参加者層に合ったものになるよう、ルールが見直されました。このように、さらなる幅を持たせることで、より多くの挑戦者が参加しやすくなります。さらに、地域大会として京都カップや千葉カップも予定されており、全国各地での盛り上がりが期待されます。
CoREは、10歳以上であれば誰でも参加可能な選手権であり、生徒や学生、現役エンジニアに至るまで、様々なバックグラウンドを持つ人々が集まります。参加者たちは、ロボットの開発という実践的な課題を通じて、エンジニアリングの知識だけではなく、チームワークやコミュニケーション能力を磨きます。
特筆すべきは、CoREが個々のエンジニアやチームの実力を総合的に評価する制度を採用している点です。競技成績だけでなく、チーム活動や提出資料に基づき、総合的な優勝者が決定されます。これにより、従来のエンジニアリング教育では評価されにくかった個々の能力が浮き彫りになり、次世代のエンジニアとして成長していく機会が与えられます。
今後のCoREの展望として、新たな技術の導入やルールのさらなる改善が予想されます。これまで以上にエンターテイメント性と教育的価値が融合した大会へと進化し続けるCoREから目が離せません。参加者たちの挑戦を支援するためのスポンサーシップも募集中で、共に次世代エンジニア育成に貢献できる機会を提供しています。
CoRE公式ウェブサイトを訪れて、選手権の詳細や参加方法、最新情報をチェックしてみてください。