教育現場のICT運用を革新する「mobiconnect」新バージョンの魅力とは
インヴェンティット株式会社が新たにリリースしたモバイルデバイス管理(MDM)ソリューション「mobiconnect」Ver.31.20.0は、教育現場や企業においてICT端末のスムーズで安全な運用を実現するための重要なアップデートを提供します。本記事では、この新バージョンの機能とその背景を深掘りして、教育現場の現状や直面している課題を明らかにします。
「mobiconnect」Ver.31.20.0の革新ポイント
新バージョンでは以下の三つの新機能が追加され、教育や企業の課題解決に寄与します。
1.
端末稼動状況の可視化
利用者は、端末がどれだけ活用されているかを日別や期間別で把握できるようになり、グラフ表示によって端末の活用状況を一目で確認できます。
2.
未疎通端末の可視化と通知
定期的に疎通確認ができない端末を一覧表示することで、所在不明の端末や管理外の端末の早期発見を容易にします。
3.
Android QRコードアクティベーション対応
時間と手間を省き、初期設定作業を効率化するためにQRコードによるアクティベーションが可能になりました。
教育現場の実情と課題
日本の教育現場におけるICT端末の運用は、2019年から始まった「GIGAスクール構想」により急速に進展しました。全国で900万台以上の端末が整備され、多くの教育機関で教育の質向上に寄与していますが、実際には様々な課題が残されています。
セキュリティポリシーの未整備
文部科学省の調査によると、多くの学校が教育情報セキュリティポリシーの策定やクラウド利用の管理体制が不十分であることが指摘されています。また、昨年3月に改訂された「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」でも複雑化した設定や管理の煩雑さが教職員にとって大きな負担となっています。
未稼働端末の問題
授業や校務で使われずに放置される未稼働端末が多く、これらの端末の管理も重要な課題の一つです。端末の有効活用を進め、セキュリティポリシーを遵守するためには、どの端末が活用されているのかを把握することが急務です。
新機能による具体的な解決策
新しい機能によって、これらの課題がどのように解決されるのか、具体的に分析していきましょう。
グラフを用いることで、一目でどの端末が稼働しているか、そしてどれが未稼働であるかを察知できます。日別表示や最大31日間の推移を視覚化することで、改善のためのデータを提供します。
この機能導入により、疎通が取れていない端末の一覧を定期的に受け取れるため、所在の不明な端末の早期対応が可能になります。例えば、未疎通端末は毎朝6:00にリストアップされ、CSVファイルとしてメールで送信されるため、見逃すことがありません。
QRコードを用いた初期設定の効率化により、端末の設定がスムーズに行えるようになり、専門知識が無い教職員でも手間なく設定を行えるようになります。これにより、教職員の負担軽減にもつながります。
まとめ
「mobiconnect」Ver.31.20.0は教育現場や企業におけるICT端末管理の新たなスタンダードになることを目指しており、これまでの課題を解決へと導く革新的な機能が満載です。企業や教育機関が抱えるセキュリティや運用の課題にしっかりと応え、より良いICT環境の構築を支援します。利用者の声を反映し、引き続き進化を続ける「mobiconnect」に今後も目が離せません。
ウェビナーの開催も予定されており、興味のある方はぜひ参加してその魅力を直接体感してみてください。