TBM、環境配慮型素材のグローバル展開へ向けて中国法人を設立

TBM、中国に新たな現地法人「腾必梦（上海）国际贸易有限公司」を設立

株式会社TBMは、グローバルな市場へのさらなる展開を目指し、中国上海に現地法人を新たに設立したことを発表しました。この新法人は、環境意識の高まりに伴う中国のプラスチック市場において、TBMが提供する環境配慮型素材「LIMEX」を広める重要な拠点となります。

中国市場の重要性

中国は世界最大のプラスチック市場であり、政府は環境保護と持続可能な発展に向けた政策を積極的に推進しています。特に、脱炭素に向けた取り組みとして、プラスチック汚染への対策が強化されています。TBMの新法人設立は、これらのニーズに応えるべく、同社の持つ環境配慮型素材の普及を強化するためのものです。

環境配慮型素材「LIMEX」

TBMが提供する「LIMEX」は、石灰石やCO2由来の炭酸カルシウムを主原料とした素材で、プラスチックや紙に代わるサステナブルな選択肢を提供します。LIMEXの特性は、製造プロセスにおいても環境に優しいことが特徴で、実際に多くの企業や自治体で採用されています。国際会議でも取り上げられるなど、その技術は世界的にも注目されています。

現地法人設立の目的

新設した「腾必梦（上海）国际贸易有限公司」では、以下の目的を掲げています：

- 営業・販売ネットワークの強化：現地スタッフによる迅速な技術サポートで、顧客との密な連携を図ります。
- グローバルサプライチェーンの最適化：出荷業務の移管により、通関リードタイムを短縮し、ニーズに柔軟に対応可能な体制を構築します。
- 世界市場への展開加速：中国法人を起点に、東南アジアや欧州、中東市場への進出を促進します。

中国における持続可能な取り組み

中国政府は、2030年までにCO2排出のピークアウトを目指し、2060年にカーボンニュートラルを達成することを掲げています。この方針は、TBMにとっても朗報であり、同社の環境配慮型素材は、これらの政策に則したビジネスチャンスをもたらします。プラスチック産業は年平均5%以上の成長を続けており、持続可能な素材への需要が高まっています。TBMはこの市場ニーズに応え、持続可能性に貢献する製品を提供することを約束します。