mocomoco、奈良先端大発スタートアップに認定
mocomoco株式会社(代表取締役 CEO 田中康紀)は、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)から奈良先端大発スタートアップ第5号に認定されました。この制度は、NAISTの研究成果や人的資源を活用した企業への支援を行うもので、2024年度からの新しい取り組みとして注目されています。
mocomocoの事業内容とは
mocomocoは、NAISTでの研究を元にして、自然言語処理、音声認識、およびハードウェアの最適化技術を駆使した書き起こしサービス『mocoVoice』を展開しています。mocoVoiceは、高速かつ高精度を兼ね備えた音声認識AIであり、ビジネスやカスタマーサポートの分野で即戦力として活躍しています。ユーザーからは、その認識精度や多言語対応の便利さについて高い評価を受けています。
代表の田中氏のメッセージ
田中康紀氏は、NAISTのスタートアップ認定を受けて喜びを表し、研究から培った知見が製品開発の基礎に浸透していることを伝えました。彼自身、NAISTの自然言語処理研究室に所属し、同じくCROとCMO、CTOもそれぞれ異なる研究分野を学んでいます。『mocoVoice』は、ユーザーのコミュニケーションに必要不可欠な「声」をより正確に、より深く理解し、迅速に反応できる技術です。彼は、AI技術の発展を通して、ひとりひとりのユーザーの役に立つ優しい技術を提供し続けると述べています。
今後の展望
mocomocoは、mocoVoiceとその関連サービス『mocoCloud』の機能改善を進め、国内外の音声認識市場のニーズに応えていく考えです。近日中に、mocoVoiceの研究成果を発表するイベントが予定されており、さらに先端技術を実際の価値創造に結びつける努力を重ねていく姿勢です。
奈良先端大発スタートアップ制度について
奈良先端大発スタートアップ制度は、研究成果を活用して起業する企業への支援を目的にしており、2024年度から開始されました。この制度では、認定された企業が使用できるインキュベーション施設や他の企業との共同研究など、さまざまなサポートを提供しています。詳細は奈良先端科学技術大学院大学のウェブサイトで確認できます。
今回、mocomocoが受けた認定は、氏の研究と技術が社会で如何に価値を創造しているかを示す大きな機会といえるでしょう。今後の成長と新たな挑戦に注目が集まります。【関連リンク】