名古屋刀剣博物館で本物の日本刀に触れられる特別バスツアー

体験レポート：名古屋刀剣博物館のバスルート

名古屋市にある名古屋刀剣博物館では、特別展「天下三名槍」の開幕に合わせて特別なバスツアーが企画されました。このツアーの最大の魅力は、一般には見ることができない本物の日本刀に直接触れることができる点です。今回は、2025年3月22日（土）と23日（日）に実施されたこのバスツアーの詳細をご紹介します。

特別展「天下三名槍」への魅力的なアクセス

ツアー初日は、貸切で行われる特別展の開会式を心待ちにしながら、一般開館前の9時に博物館に入りました。この時間における貸切鑑賞は非常に貴重で、特に天下三名槍の写しが一堂に会する姿は圧巻です。学芸員による解説もあり、刀剣の歴史や製作技術について深く学ぶことができました。

本物の日本刀を手にする貴重な体験

ツアーが進む中で、参加者は実際に本物の日本刀に触れる機会を得ました。ガラス越しに見るだけでなく、直接手に取ることで、その重さや刃文の美しさを肌で感じることができます。まずは、日本刀の鑑賞方法やマナーを教わった後に、先鋭な刀剣たちを間近で鑑賞しました。

特に印象的だったのは、重要美術品に指定されている「刀折返銘備前国住雲重」と「小太刀銘長光」の2振り。これらの刀剣は、名古屋刀剣博物館が誇る貴重な所蔵品の一部であり、参加者は毎回異なる刀剣に触れる楽しみもあります。

姉妹館の訪問

名古屋刀剣博物館だけでなく、バスツアーの参加者はその後、姉妹館である「刀剣ワールド名古屋・丸の内別館」や「刀剣ワールド桑名・多度別館」も訪れました。両館では、一般公開のない特別展示や貴重な刀剣を楽しむことができ、貴重な体験が続きます。

宿泊と地元の観光

このツアーには1泊2日が含まれており、参加者は桑名市にあるホテル多度温泉でリラックスした時間を過ごすことができます。極上の自家源泉かけ流しの温泉で身も心も癒され、夕食は地元の名物料理に舌鼓を打つひととき。特に良かったのは、刀剣に対する熱い思いを巡らしながら美しい風景を楽しむことができたことです。

地元の史跡を巡る

最終日には、桑名市内の史跡を訪れることに。ここでは、天下三名槍の一つ、蜻蛉切を持っていた本多忠勝にゆかりのある場所を巡ります。桜並木を散策しながら、歴史に浸る時間は参加者にとって忘れられない思い出となることでしょう。特に「袖野山浄土寺」や「七里の渡し跡」など歴史的スポットを巡り、刀剣の魅力とともに桑名の歴史を感じることができました。

次回のバスツアー

最後に、嬉しいニュースをお伝えします。次回のバスツアーは特別展「戦国武将ゆかりの刀剣～織田信長～」に合わせたものが企画されています。この人気の武将に関連する刀剣や歴史的な城を巡る旅で、本物の刀剣を手に取る機会は再び訪れます。参加を希望される方は早めのお申し込みをお勧めいたします。興味のある方は、ぜひこの特別な体験に参加してみてはいかがでしょうか。