2024年版アジア地域における「働きがいのある会社」ランキング発表!
Great Place To Work ® Institute(以下、GPTW)が発表した2024年版アジア地域の「働きがいのある会社」ランキング。これにより、日本から35社が名を連ねることとなった。これは働きがいのある職場環境を重視する企業が増えていることを示すもので、ランキングは10回目を迎える。
大規模調査の成果
今回のランキングは、アジア・中東地域における690万人以上の従業員が参加した大規模な調査に基づいている。候補となる企業は870社で、グローバル企業部門、大企業部門(500名以上)、中小企業部門(10〜499名)の3つの部門から選ばれた。特に、アジア全体での働きやすさや職場環境に対する意識が高まり、入賞企業も増えてきている。
日本企業の躍進
日本企業では、グローバル企業部門で多くの企業が高い評価を受けている。例えば、DHLジャパンが1位、シスコシステムズが3位に選ばれた。その他にも、日本ヒルティやアッヴィなど、多くの多国籍企業が上位にランクインしている。特に注目すべきは、こうした企業が日本国内外での働き方を革新し、優れた職場環境を提供している点だ。
グローバル企業部門
ランク | 企業名 |
---|
- | ------- |
1位 | DHL Express(DHLジャパン) |
3位 | Cisco(シスコシステムズ) |
4位 | Hilti(日本ヒルティ) |
8位 | AbbVie(アッヴィ) |
11位 | Agilent Technologies |
大企業部門(500名以上)
日本企業の中でも、ディスコやラクスなどが名を連ねており、この部門でも競争が激化している。特に、大企業での多様性や働きやすさを求める声が高まっている。
中小企業部門(10~499名)
この部門では、あつまるやアチーブメントなどの企業が評価されており、中小企業が持つフレキシブルな働き方が注目されています。
選考基準
アジア地域での「働きがいのある会社」ランキングは、企業の規模や国際的な展開を基にした選考基準を設けている。特に、グローバル企業部門では、3か国以上で事業を展開し、2カ国以上の職場において高い評価を受けた企業が選ばれる。大企業部門と中小企業部門は、各国でのランキングに基づく基準が適用されている。
働きがいのある企業の重要性
働きがいのある企業を認定する取り組みは、企業にとってのブランド価値を高め、優れた人材の獲得につながる。GPTWでは、働きがいのない職場では生産性が低下すると考えており、企業文化や人事施策の改善を促進している。これにより、社員のロイヤルティやエンゲージメントが向上し、結果として企業全体のパフォーマンスに繋がる。
Great Place To Work® Instituteは、150カ国以上の企業を対象に調査を行い、標準をクリアした企業をランキングとして発表しています。そして、日本においても、働きがいを重視した企業の動向を注目していく必要があるだろう。
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働きがいのある環境を提供することは、これからの企業にとって避けては通れない道であり、各企業がどのようにその実現に向けて動いていくのかが期待されます。