株式会社アプトポッドが約8億円の増資を実施
株式会社アプトポッドが、シリーズBラウンドにおいて約8億円の第三者割当増資を行いました。この資金調達の背景には、アプトポッドが2017年2月に実施したシリーズAの調達資金をもとに、自動車や産業機器、ロボティクス/ドローンなどの分野での庁作を強化し、デジタルトランスフォーメーションやコネクテッドサービスの推進に貢献しているという実績があります。増資によって、製品開発の加速や事業拡大、特に海外展開に向けた取り組みを進めていく方針です。
増資の背景と目的
本ラウンドで集めた資金は、急増するプロジェクトへの対応力を向上させ、さらなる技術開発の深化と製品機能の拡張に使用されます。アプトポッドは特に自動車業界向けのIoTクラウドサービスや、産業機器向けのAIミドルウェアの開発を進めており、これからの製品展開が期待されています。
アプトポッドの製品群
アプトポッドが提供する主な製品には以下のものがあります。
- - intdash: 高速IoTフレームワークで、自動車、産業機器、ロボットなどが生成する長周期かつ膨大なデータをリアルタイムに双方向に伝送し、遠隔制御やAI開発などに活用されます。
- - Visual M2M: データを直感的に可視化できるWebアプリケーションで、ユーザーは好みのダッシュボードを構成できます。さまざまなデータをリアルタイムで可視化し、業務の効率化に貢献します。
- - Visual M2M Automotive Pro: 自動車開発に特化したクラウドサービスパッケージで、データ収集や可視化、機械学習に対応。自動運転技術やADASの研究開発にも利用される重要なツールです。
基盤技術とサービス
アプトポッドの技術基盤は、独自のソフトウェアプロトコルであるiSCP(intdash Streaming Control Protocol)を利用し、高度な双方向データ伝送環境を実現しています。これにより、欠損のないデータ回収や高いリアルタイム性を維持しています。さらに、クラウドサービスやエッジコンピューティングをカバーし、機械学習やディープラーニングにおけるデータの一貫した管理が可能です。
株式会社アプトポッドの未来
アプトポッドは「Internet of Behaviorの世界へ」というビジョンを持ち、すべての産業製品が効率的に連携できる環境の実現を目指しています。今回の増資を活用し、さらなる技術革新と製品の進化を続け、IoT業界におけるリーダーシップを確立することでしょう。
会社概要
- - 社名: 株式会社アプトポッド
- - 代表者: 坂元 淳一
- - 設立: 2006年12月28日
- - 所在地: 東京都新宿区四谷4-3
- - URL: アプトポッド