救急搬送時の新たな選択肢『mioQR』
10月8日、東京都港区に本社を置くCommjuk(コミューク)が、緊急搬送時に救急隊に病歴を適切に伝えるためのサービス『mioQR』を新たにリリースしました。この革新的なサービスは、救急隊がQRコードを読み取ることで、あらかじめ登録しておいた病歴や搬送先の情報を瞬時に確認できるため、効率的な医療対応をサポートします。
ユーザーの不安を解消するサービス
この『mioQR』は、それぞれのユーザーが病歴や必要な情報を事前に個人のWebページに登録し、QRコードを介して救急隊に素早く伝えます。特に、持病や難病を抱える方々にとって、緊急時に自分の状態を的確に伝えられるかどうかは大きな不安要素になります。
記事の中で紹介された代表の久米夢菜さんは、自らが難病を持つ経験からこのサービスを発案した経緯を述べています。緊急事態に遭遇したとき、自分の病歴や必要な情報を救急隊に伝えられないことへの恐怖感を解消したいという想いから、mioQRが生まれました。
サービスの利用方法
利用者は、まずサービスに申し込み、手元に届いたmioQRを使って個人の病歴やかかりつけ病院の情報をWebページに登録します。QRコードが印刷されたmioQRを身分証などに取り付けて持ち歩き、緊急時には救急隊がそのコードをスキャンすることで、迅速に必要な情報にアクセスできるという流れです。
特に、利用者が意識を失ってしまった場合でも、QRコードを読み取ることで必要な情報を提供することができ、緊急の医療対応を円滑に進める手助けとなります。
利用シーンと料金プラン
例えば、持病を抱えるあなたが外出中に体調を崩してうずくまってしまったとします。通りすがりの人が救急車を呼び、救急隊員が駆けつけて必要な情報を尋ねる時、mioQRを使えば登録した情報を即座に確認できます。
サービスには『ベーシックプラン』と『mioCardセットプラン』の2種類があります。基本的な利用を希望する方には、初期費用980円、月額490円のベーシックプランを、より詳細な登録情報を希望する方には、初期費用1,960円、月額490円のセットプランを用意しています。
安心できる社会の実現へ
mioQRの目的は、持病を抱える人々が少しでも安心して外出できるようにすることです。このサービスは、単なるQRコードの連携にとどまらず、社会全体で誰もが安全に生活できる環境を育むための第一歩となります。
今後、mioQRは更なる改善とサービスの拡充を図る予定であり、病歴を持つすべての人々に安心を提供し続けていくことでしょう。詳しいサービス内容については、
公式ウェブサイトで確認できます。