MUFG PARKのまちライブラリーが受賞の栄誉
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が運営する「MUFG PARK」内の「まちライブラリー」が、名誉ある第51回東京建築賞の東京都知事賞(特別賞)を受賞しました。このプロジェクトは、多様な交流が生まれる場として設計され、地域社会に貢献することを目指しています。
MUFG PARKのコンセプト
「自分らしいQuality of Lifeを追求できる拠点」という考えのもと、MUFG PARKは東京都郊外に整備された緑地を持ち、その規模は62,524㎡に及びます。芝生広場やテニスコート、さまざまなスポーツ施設を含むこのパークは、自然環境(Nature)、スポーツ・健康増進環境(Sports)、交流空間(Communication)という三つのコンセプトをもとに構成されています。これにより、都会でも豊かな自然を楽しめる空間を提供しています。
まちライブラリーの独自性
「まちライブラリー」は、地域の人々とのつながりを大切にした『本を通じて人と出会う場』として設計されています。ここでは、地域の人々から寄贈された本が全ての蔵書を構成し、それぞれの本には寄贈者の想いが詰まっています。このような背景から、館内には高さ4mの壁面本棚「森の本棚」が設置され、本に親しみやすい空間が生まれています。この運営スタイルは、造形としてもアピールポイントとなっており、ライブラリーの成長を地域の人々に実感してもらえるようになっています。
受賞の理由
東京都知事賞を受賞した背景には、これらのユニークなコンセプトが評価されたことが挙げられます。公園としての機能とライブラリーの役割を同時に果たすことで、地域住民が利用できる快適で潤いのある読書空間を提供している点が特に高く評価されています。この受賞を通じて、MUFGはさらなる地域貢献の意欲を示しました。
MUFGの企業理念
MUFGは「世界が進むチカラになる。」という企業パーパスを掲げ、地域へ貢献するための活動を積極的に展開しています。今後も、MUFG PARKとまちライブラリーを中心に地域住民が交流できるスペースを提供し、「地域・社会が進むチカラ」を育んでいくことを目指しています。
施設の基本情報
- - 所在地: 東京都西東京市柳沢4-4-40
- - 構造: RC造一部S造、SRC造
- - 規模: 地上1階
- - 敷地面積: 62,524㎡
- - 延床面積: 436㎡
- - 竣工: 2023年6月
- - 建築主: 株式会社三菱UFJ銀行
- - 表彰建築士事務所: 株式会社三菱地所設計
- - ライティングデザイン: Lumimedia Lab
- - 施工: 東急建設株式会社
- - 特設サイト: MUFG PARK公式サイト
このようにMUFG PARKとまちライブラリーは、地域へ新たな形での貢献を続ける拠点となりつつあり、受賞の意義はその活動に確かな根拠を与えています。未来に向けて、さらなる地域づくりの担い手として期待される存在です。