プレコグループ、新たな一歩を踏み出す
この度、総合食品卸のプレコグループ(東京都品川区)が、丸上食品工業株式会社(東京都足立区)から惣菜製造販売事業を譲受する運びとなりました。新たに設立されるのは「株式会社プレコデリカ」で、2025年の4月1日から事業を開始します。これは、プレコグループが「食の楽しみと笑顔の創造企業」というビジョンを実現するための重要なステップです。
事業譲受の背景
プレコグループは卸売事業を主軸にしている企業ですが、長年にわたり食品製造機能を加えることを視野に入れていました。実際、2018年からは丸上食品工業と取引関係を築き、信頼の上に成り立った連携を深めてきました。今回の事業譲受は、両社の確かな信頼関係を背景に生まれたものであり、業界内の期待が高まります。
代表者の想い
プレコグループの代表取締役社長、高波幸夫氏は、「丸上食品工業の美味しさへのこだわりを大切に引き継ぎ、更に多くの笑顔を生み出すことを目指します」とコメントしています。彼は、今後も食品卸の枠にとらわれず、食文化の豊かさに貢献することを誓いました。
一方、丸上食品工業の代表、山田祥子氏は、「創業以来60年の経験を活かし、プレコデリカに技術と製品のクオリティを引き継ぐことができたのは大変嬉しい」と述べ、プレコグループの新たな試みへの期待感を示しました。
株式会社プレコデリカの設立
新会社の株式会社プレコデリカは、東京都足立区に本社を構え、主に餃子や焼売、惣菜の製造・販売を行います。公式ウェブサイトも立ち上がり、事業内容が紹介されています。プレコデリカは、丸上の味を守りながら、プレコグループの広がるネットワークを利用して、新たな市場での展開を図る予定です。
今後の展望
プレコグループは、約34,000軒の飲食店に食材を提供してきた実績があります。今後は新たに加わる惣菜製造事業が、顧客にさらなる満足を提供することでしょう。安定した信頼関係を築いてきた丸上食品工業の社員とも力を合わせ、共に新しい価値を創造していくことに期待がかかります。
プレコグループのビジョンがどのように実現され、業界での立ち位置がどのように変わるのか、これからの展開に目が離せません。新会社となるプレコデリカの動きにも注目が集まります。今後の成長を共に見守りましょう。