企業向けDE&I体験型研修プログラムの新たな挑戦
水天一碧株式会社がQO株式会社と手を組み、企業向けの画期的なDE&I(多様性・公平性・包摂性)体験型研修プログラムの提供を開始しました。このプログラムは、
1.
自己理解から始まるワークショップ
2.
客観的データに基づく多様性と人権の理解
を融合した今までにない形のアプローチを取り入れています。特に、「自己理解から始まるDEI体験型ワークショップ」とQO株式会社がまとめた「データで読む、多様性と人権の現在地 2025」という資料を統合し、感覚的な理解と客観的な知識のバランスを図っています。また、現在の企業環境において「知識はあっても行動に移せない」と言った課題を解決することが目指されています。
提供開始の背景
DE&Iの推進に関しては、企業内での「知識」を「行動」に変換できないという壁が大きな課題とされています。また、多様性を理解するための共通言語がなかったり、当事者として感じる難しさに起因する問題も多く見受けられます。水天一碧株式会社は、これまでの企業、官公庁、教育機関への研修実績を元に、「人が自分自身を理解しなければ多様性は広がらない」との信念を持ち、より効果的なプログラムを模索してきました。
今回QO株式会社の協力を得ることで、客観性と実績に基づいたデータを用いることができ、より意味のある多様性理解を促進することが可能となりました。
プログラムの特色
本プログラムは、日本においてもユニークな体験型のDE&I研修です。元なでしこリーグの女子サッカー選手である代表の大嶋悠生が、サッカーを通じて培った「当事者性」を基盤にしています。単に「悲しい体験」として多様性を捉えるのではなく、参加者一人一人が「自分らしくいるためには何が必要か?」を深く考えることができる内容に仕上がっています。
具体的には、以下のような特徴があります:
- - 段階設計による多様性理解の深化
- - 心理的安全性を重視した対話の進行
- - 元アスリートの視点を生かした「関係性の構築」
- - QOのデータによる客観性を付加
これにより、参加者は自己理解を深めつつ、組織内で共有できる感覚や共通言語を持つことができるのです。
研修の進行方法
本研修は受動的な講義形式ではなく、能動的に参加者が対話を行い、自分の考えを発信するスタイルを取ります。これにより、参加者は自らの経験をもとに他者とコミュニケーションを取り、多様性への認識を自分自身のものとして受け入れていきます。心理的安全性の確保のもと、集まった情報をもとに「見えない境界」を安全に扱える形で進行します。
共同提供者について
QO株式会社のSocial Issue Lab(SIL)は、聞こえない声を社会に届ける活動を通じて、当事者の声を可視化し、具体的な行動に繋げるための場を設計しています。このたび水天一碧株式会社との共同によって、実践的な知識が行動変容に結びつくことを期待しています。
代表の思い
大嶋悠生氏は、この研修プログラムの開発にあたり、「多様性を悲しみではなく、楽しさへとシフトさせる場を提供したい」と強く語っています。また、日本におけるDE&I推進の重要性を再認識し、社内に共有できる新たな学びの形を確立することを目指しています。これを通じて、一人でも多くの人が自分自身を知り、組織の一員としての心地よさを感じられる社会の構築を望んでいます。
水天一碧株式会社が新たに始めたこのDE&I研修プログラムは、今後の企業の多様性推進における重要なステップとなるでしょう。注目の取り組みです。